東京ディズニーランド・東京ディズニーシーでは、色々なエリアに分かれていますが、それぞれにテーマやコンセプトがあります。
例を挙げると、ディズニーランドの”ファンタジーランド“は西洋のおとぎ話と「夢と魔法の世界」をテーマとしており、”クリッターカントリー“は「小動物たちの住む郷」をテーマにしています。
ディズニーシーなら、古き良きアメリカの港をテーマとした”アメリカンウォーターフロント“や南ヨーロッパの港町をテーマとした”メディテレーニアンハーバー“があります。
各エリアで風景がガラッと変わったり、そのエリアにあった音楽が流れていたり、エリアごとの雰囲気の違いを感じるのも楽しみ方の1つです。
しかし、違うのは風景や音楽だけではありません。
ディズニーランドやディズニーシーには、そのエリアだけで使われる「挨拶」が存在します。
今回のブログでは、東京ディズニーランド・ディズニーシーの各エリアの挨拶を紹介します。
●東京ディズニーランドの挨拶
●東京ディズニーシーの挨拶
●各エリア限定の挨拶
エリアごとの挨拶を使えば、よりパークの雰囲気に浸ることができるはずです。
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東京ディズニーランドのエリア限定あいさつ
東京ディズニーランドは、2020年に新しくオープンした美女と野獣エリアや屋内シアターのフォレストシアターがあるニューファンタジーランドを含め、全部で8つのエリアが存在します。
東京ディズニーランドの各エリアのうち、限定あいさつが存在するのは下記3エリアです。
●ウエスタンランド
●クリッターカントリー
●ニューファンタジーランド
各エリアの挨拶について、もう少し詳しく紹介していきます。
ウエスタンランド
東京ディズニーランドのウエスタンランドは、アメリカ開拓時代の西部の町並みを再現したエリアとなっています。
ウエスタンランドには、アメリカ河と呼ばれる環状の河が流れており、河の真ん中には散策型施設「トムソーヤ島」があります。
そして、アメリカ河を航行する『蒸気船マークトゥエイン号』や人気アトラクション『ビックサンダーマウンテン』、劇場型アトラクション『カントリーベア・シアター』があるのも、このウエスタンランドです。
ウエスタンランドでは、「ハウディー」というあいさつが使われています。
「ハウディー」とは、英語の「How do you do?」を略してできた言葉と言われています。
なので、ハウディーも「こんにちは」、「ごきげんよう」という意味で使われています。
余談ですが、現代で「How do you do」は古風な挨拶で、日常で使用されることはほとんどないみたいですね。
ちなみに、アメリカやパリにもアメリカ開拓時代の西部の町並みをテーマとしたエリアがあるのですが、ウエスタンランドではなく「フロンティアランド」という名前になっています。
▶ディズニーランドパリの「ビックサンダーマウンテン」は世界「最速」「最長」
クリッターカントリー
東京ディズニーランドのクリッターカントリーは、ディズニー映画『南部の唄』を題材に「小動物たちの住む郷」をテーマとしたエリアです。
ウエスタンランドには、東京ディズニーランド3大マウンテンの1つ『スプラッシュマウンテン』やアメリカ河をカヌーで一周する『ビーバーブラザーズのカヌー探検』などがあります。
クリッターカントリーでは、「ハウディドゥー」という挨拶が使われています。
ウエスタンランド同様、「How do you do」が元となっている言葉で、ハウディーを南部訛りにした挨拶です。
▶スプラッシュマウンテンのストーリー解説!うさぎどんがめざした「笑いの国」とは?
ニューファンタジーランド
東京ディズニーランドのニューファンタジーランドは、2020年に新しくオープンしたエリアです。
美女と野獣の大型アトラクション「美女と野獣”魔法のものがたり”」や、ディズニーランド初の屋内シアターの「ファンタジーランド・フォレストシアター」が登場したエリアです。
ニューファンタジーランドのエリア全体が、映画「美女と野獣」の世界を再現した街並みになっています。
ニューファンタジーランドの挨拶は、「ボンジュール」です。
美女と野獣はフランスが舞台の作品なので、美女と野獣の世界観のエリアであるニューファンタジーランドでもフランスの挨拶「ボンジュール」が使われています。
東京ディズニーシーのエリア限定挨拶
東京ディズニーシーは、記事公開時の2021年時点で以下の8つのエリアに分かれています。
東京ディズニーシーの各エリアのうち、限定あいさつが存在するのは、下記5エリアです。
●メディテレーニアンハーバー
●アメリカンウォーターフロント
●ロストリバーデルタ
●アラビアンコースト
●ミステリアスアイランド
東京ディズニーシーは、ディズニーランドと比べてエリアごとの挨拶が多いですね。
というのも、ディズニーシーは各エリアごとに各国の街並みや時代背景を再現しているので、挨拶も実際の地域で使用されているものを使っていることが多いのです。
また、ディズニーシーでは、時間帯によっても挨拶が使い分けられています。
各エリアの挨拶について、もう少し詳しく紹介していきます。
ちなみに、東京ディズニーシーは、2023年度に新エリア『ファンタジースプリングス』がオープン予定です。
新エリアには、『アナ雪』、『ラプンツェル』、『ピーターパン』をテーマとしたエリアで構成されます。
ディズニーシーの新エリアでも、限定のあいさつが使われるかもしれませんね。
メディテレーニアンハーバー
東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーは、20世紀初頭の地中海に面した南ヨーロッパの古き良き港町がテーマとなったエリアです。
『ソアリン』や『ヴェネツィアンゴンドラ』などのアトラクションもありますが、ショップやレストランなどの商業誌施設が多くあるエリアとなっています。
パーク一体型のホテル「ホテルミラコスタ」のへの入り口もメディテレーニアンハーバーにあります。
メディテレーニアンハーバーでのあいさつは、イタリア語の挨拶が使われています。
●ボナセーラ(こんばんは)
●グラッチェ(ありがとう)
●チャオ(やあ)
●アリベデルチ(さようなら)
時間帯や状況によって使用される挨拶が異なります。
ヴェネツィアンゴンドラなどのアトラクション中でも使われる挨拶なので、覚えておいて損はないかもしれませんね。
▶リストランテ・ディ・カナレットはイタリア旅行気分が味わえるレストラン!夕方のテラス席がオススメ!!
アメリカンウォーターフロント
アメリカンウォーターフロントは、20世紀初頭の古き良きアメリカの港、田舎の街並みをテーマとしたエリアとなっています。
『タワー・オブ・テラー』や『トイ・ストーリーマニア!』、『タートルトーク』などの人気アトラクションがある他、ビッグバンドビートを公演している『ブロードウェイ・ミュージックシアター』や『ドッグサイドステージ』などエンターテインメント施設も多く、特に人気のエリアです。
アメリカンウォーターフロントでは、アメリカの挨拶が時間帯によって使い分けられています。
●グッド・デイ (こんにちは)
●グッドイブニング こんばんは)
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ロストリバーデルタ
ロストリバーデルタは、1930年台の中央アメリカの熱帯雨林が舞台で、古代文明の発掘現場をモチーフにしたエリアです。
エリア中央を流れる河「ロストリバー」によりエリアが二分されており、アトラクション『レイジングスピリッツ』がある遺跡側と、レストラン『ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ』のある遺跡探検にやってきた冒険家の集落とに分かれています。
ロストリバーデルタでは、スペイン語の挨拶が使われています。
●ブエナスタルデス (こんにちは)
●ブエナスノチェス (こんばんは)
●アディオス (さようなら)
●グラシアス (ありがとう)
●オラ (やあ)
●アミーゴス (友達)
時間帯や状況で使われる挨拶が異なり、ロストリバーデルタは特に複数の種類に分けられます。
また、あいさつ以外にもスペイン語が用いられている場所があります。
例を挙げると、ロストリバーに掛かっている3つの橋は、ポートディスカバリー側から順に次のように名前がついています。
その他、グリーティング施設『“サルードス・アミーゴス!”グリーティングドック』もスペイン語です。
サルードスはスペイン語で「こんにちは等の挨拶」を、アミーゴスは「友達」という意味となっています。
他にもスペイン語が使用されている場所があるので、ロストリバーデルタに足を運んだ際にはぜひ探してみてください。
余談ですが、ロストリバーデルタを流れる河に1台の飛行機が止まっているのですが、これはクリスタルスカルの魔宮を探検中の”インディ・ジョーンズ博士”が乗ってきたものです。
アラビアンコースト
東京ディズニーシーのアラビアンコーストは、映画『アラジン』に登場するランプの魔人”ジーニー”が作りだしたアラビアンナイトの世界がモチーフになっています。
中世アラビア文明風の都市がテーマとなった、ディズニーシーの中でも異国感の強いエリアです。
アラビアンコーストでは、アラビア語のあいさつが交わされています。
●アハラン・ワ・サハラン (ようこそ)
●シュクラン (ありがとう)
アトラクション『マジックランプシアター』をはじめ、アラビアンコーストで良く耳にする「サラーム」という挨拶。
これは、時間に関係なく使える挨拶の1つで、日本でいうところの「こんにちは」に近い言葉です。
しかし、本来の意味は少々異なるようで、サラームという言葉自体の意味は「平和・平安」という意味を持っています。
正式な挨拶は「アッサーラム・アクイム」と言い、それを略した「サラーム」がしばしば使われているようです。
「アッサーラム・アクイム」とは、時間帯や状況に関係なく使用される挨拶で、直訳すると「あなたがたの上に平安がありますように」という意味になります。
なので、「こんにちは」と訳されることが多いですが、実際は「こんばんは」や「さようなら」の場面でも使うことができるのかもしれませんね。
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ミステリアスアイランド
東京ディズニーシーのミステリーアイランドは、フランスの小説家”ジュール・ヴェルヌ”の作品をモチーフにしており、1873年の南太平洋の火山島をテーマとしたエリアとなっています。
ディズニーシーのシンボルの1つ『プロメテウス火山』があるのも、このミステリアスアイランドです。
ミステリアスアイランドにある『センター・オブ・ジ・アース』や『海底2万マイル』も、ジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』、『海底二万里』をモチーフにしたアトラクションとなっています。
ミステリアスアイランドの挨拶には、「モビリス」と「モビリ」という言葉が使われています。
これは、「Mobilis in Mobili(モビリス・イン・モビリ)」というラテン語からきた言葉で、「変化をもって変化する」という意味です。
ミステリアスアイランドでは、「モビリス!」と言われたら「モビリ!!」と返すのがお約束となっています。
そして、この挨拶をする時のポーズも決まっており、左手を右肩あたり当ててたポーズをとるのが正解となっています。
このポーズの意味は、アトラクション『海底2万マイル』にも登場する謎の研究者”ネモ船長”のイニシャル「N」を表しており、ネモ船長への敬意を表しているのです。
また、ミステリアスアイランドのマンホールには、「MOBILIS IN MOBILI」という文字が刻まれていますので、訪れた際はぜひ探してみてください。
ちなみに、東京ディズニーリゾートで働いている従業員の方々は「キャストさん」と呼ばれていますが、ミステリアスアイランドではキャストさんではなく「クルー」と呼ばれています。
理由は、ミステリアスアイランドで働いている方々は、ネモ船長の乗組員だからです。
細かい所ですが、ディズニーのこだわりが感じられますね。
まとめ:ディズニーの挨拶一覧!実はエリアごとに異なるディズニーランド・ディズニーシーのエリア限定あいさつ
東京ディズニーランド・ディズニーシーで使われる挨拶について紹介しました。
エリアや時間帯でもあいさつが使い分けられていたり、あいさつに意味が込められていたり、細かい所ですがディズニーのこだわりを感じますね。
エリア限定の挨拶を交わせば、パークの雰囲気をより一層味わえるはずです。
ディズニーを訪れた際は、ぜひエリアごとのあいさつを使ってみてください。
以上、【ディズニーの挨拶一覧!実はエリアごとに異なるディズニーランド・ディズニーシーのエリア限定あいさつ】という記事でした。
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