東京ディズニーシーのローラーコースター系のアトラクション「レイジングスピリッツ」。
360°ループのコースがあるスリリングなアトラクションとして人気のアトラクションです。
そんなアトラクション入口には滝が流れているのですが、なんとそこでは「流れ落ちる水の上で炎が燃えている」、とても不思議な光景を目にすることができます。
今回のブログでは、東京ディズニーシーのアトラクション「レイジングスピリッツ」にある滝で水の上で炎が燃えている理由と仕組みについて紹介していきます。
●TDSのアトラクション「レイジングスピリッツ」について
●レイジングスピリッツにある滝で水の上で炎が燃えている理由
●流れる水の上で炎が燃えている仕組み
レイジングスピリッツは待ち時間も見どころがあるアトラクションとなっています。
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東京ディズニーシーのアトラクション「レイジングスピリッツ」について
まず初めに、東京ディズニーシーのアトラクション「レイジングスピリッツ」について簡単に紹介していきます。
レイジングスピリッツは、東京ディズニーシーのロストリバーデルタにあるアトラクションで、崩れかかった古代神の石像の発掘現場を舞台にしたジェットコースターアトラクションです。
遺跡にあった“火の神”と“水の神”の石像に対して誤った扱いをしてしまったことで、グネグネに曲がってしまったコースを走り抜けていく内容となっています。
スリリングな体験を味わえるレイジングスピリッツの中でも特に魅力的なのが360度ループ。
カーブが多く予測不能な動きをしていて気が付いたら視界が逆さまになっている、という不規則な動きを楽しめるのがレイジングスピリッツです。
●地図
レイジングスピリッツについて、引き続きもう少し紹介していこうと思います。
レイジングスピリッツにある滝で水の上で炎が燃えている理由
レイジングスピリッツのアトラクション入口付近には、石でできた階段のような場所に水が流れており、滝のようになっています。
そして、その滝から流れ落ちる水の上では炎が燃えています。
普通、水の中から炎が噴き出す、なんて現象を目にすることは無いと思いますので、初めて見た時に驚いた方も多いのではないでしょうか。
なぜ、このような不思議な現象が起きているのか。それは遺跡にあった石像が関係しています。
レイジングスピリッツの石像について、バックグラウンドストーリーと合わせて解説していきます。
レイジングスピリッツのバックグラウンドストーリー
レイジングスピリッツのあった場所は、元は祭祀場であり、文明が失われた後に遺跡となった場所です。そこに考古学者や発掘チームが訪れる話となっています。
遺跡の発掘作業を進めていくと、2つの不気味な石像を発見しました。
調査を進めていくと、どうやらその石像はそれぞれ、火の神の石像“イクチュラコアトル”と水の神の石像“アクトゥリクトゥリ”だということが判明。
火の神と水の神はとても気性が荒く、人々が儀式を怠ると、火山が噴火し、巨大な嵐が町を襲ったといいます。
残された文書や資料を元に、火の神と水の神として祀(まつ)られていた2つの石像を復元し、当時の様子を再現しようとした遺跡調査員達は、遺跡を動かすことにしました。
発掘チームは、2つ石像が「向い合せにたっていただろう」と推測し、復元を開始しました。
すると、遺跡発掘現場では次々と異常現象が発生。
そう、2つの石像を向い合せにするのは間違い。決して破ってはいけない掟だったのです。
古文書を解読しているチームがそれを間違いだと発見し、発掘チームに伝えようと現場に向かいますが、時すでに遅し。現場はすでに怒り狂った神々の力で超常現象に包まれていました。
向かい合わせに立たせられた“火の神”、“水の神”の力により、炎が巻き上がり、水が噴き出し、ついにはホッパーカー(貨車)のレールまでグニャグニャに捻じ曲げれてしまいます。
恐怖した調査員達は作業を中止し、その遺跡から離れることにしました。
以降、この場所には誰も立ち寄らなくなり、調査の再開の目途が立たず、その時のままの状態となっているのです。
遺跡が一般公開されることとなり、訪れた私たちゲストはホッパーカーに乗り込むことができるようになりました。
以上が、レイジングスピリッツのバックグラウンドストーリーです。
滝から流れ落ちる水の上では炎が燃えている理由は、火の神“イクチュラコアトル”と水の神“アクトゥリクトゥリ”が激怒しているから。
禁じられていた掟である「火の神と水の神の顔を向かい合わせること」を知らなかった調査員達が石像を向い合せて立たせてしまったことが原因だったのですね。
そして、レイジングスピリッツのコースがグニャグニャに曲がってしまっているのも神々を怒らせてしまったのが原因です。
炎を巻き上げたり、グネグネのコースにしたあたり、神々は相当怒っていたんでしょう…。
ちなみに、レイジングスピリッツのキューライン(待機列)には、作業が放置された遺跡の様子や、誰もいない事務所などもみることができるので、アトラクションを訪れた際は展示物や小道具にも注目してみてください。
レイジングスピリッツにある滝で水の上で火が上がる仕組み
レイジングスピリッツにある滝から流れ落ちる水の上で炎が燃えている理由は、遺跡に祀られている火の神と水の神の怒りを買ってしまったから。と上記で解説しました。
では実際、流れる水の上で火が上がる演出はどのように再現しているのでしょうか。
水の上で火が上がる仕組みは、意外にも単純で水上にガスを噴出することで火を絶え間なく燃やし続けているのです。
水が流れ落ちている石階段の側面からガスを噴出させて、水が流れている場所でも雨が降っても火が消えないようになっています。
気になった方はアトラクション付近をよく観察してみてください。
レイジングスピリッツの意味
ちなみに「レイジングスピリッツ」の単語の意味についてはご存じでしょうか。
raise(上げる、高める)とspirit(精神、魂)を繋げて、「気分を上げる、高揚させる」というような意味だとなんとなく思っていた方も多いのではないでしょうか。
実は、レイジングスピリッツは、英語表記で「raging spirits」となります。
レイジングの部分はraiseではなく、raging(荒れ狂う、激怒した)で、「レイジングスピリッツ」は、直訳で「怒れる神々」という意味となっているのです。
レイジングスピリッツの怖さ
レイジングスピリッツで見られる水の上で炎が燃える理由と合わせて、簡単にですがアトラクションの内容にも触れてきました。
まだ乗ったことが無い方で興味を持たれた方もいるかもしれません。そこで初めてレイジングスピリッツに乗りに行く方に向けの内容を少し紹介していきます。
レイジングスピリッツを分類するなら、絶叫系アトラクションになるでしょう。絶叫系アトラクションと聞くと、どれくらい怖いのか気になると思います。
ここまで何回か書きましたが、レイジングスピリッツには「360°ループ」があります。
そのため、非常に怖いアトラクションだと想像する方もいると思いますが、アトラクションの規模がそこまで大きくないので、想像より怖くない印象です。
乗車時間も約1分30秒と短めなので、あっという間に終わってしまいます。
ディズニーシーにある絶叫系アトラクションと比べると、タワー・オブ・テラー>センター・オブ・ジ・アース>レイジングスピリッツ>インディジョーンズ・アドベンチャーという順になりますかね
レイジングスピリッツは意外と速いけど落ちる感覚はほぼ無い
センター・オブ・ジ・アースやビッグサンダーマウンテンなど、いわゆるローラーコースター系の絶叫アトラクションは、とんでもない「速さ」が出ますよね。
レイジングスピリッツも例にもれず、けっこうなスピードで走行します。
東京ディズニーリゾートのアトラクションを速い順に並べると、以下のようなランキングになります。
「走る」、「落ちる」、「回る」、アトラクションによって動きは様々ですが、“最高速度”でのランキングとなりますが、意外にもレイジングスピリッツのスピードは速く、最高速度60km/hがでます。
センター・オブ・ジ・アースが速いと予想していた方は多いと思いますが、レイジングスピリッツの速さに驚いた方も多いのではないでしょうか。
360°ループするのにスピードが必要なのだと思います。
360°ループの前には、助走をつけるかのようにライドが少しだけ落下する感じがあります。
といっても落下したときのフワッとした浮遊感はほぼ無く、落下してすぐ360°回転するので、落ちると感じてる暇がないです。
その他のポイントでも多少の登りと下りはありますが、高所から落ちるジェットコースター特有の内臓が浮くような、フワッとした感覚はありません。
落下だけで比較するなら、『インディジョーンズ・アドベンチャー』や『カリブの海賊』と大差ないか、もっと少ないです。
なので、絶叫系アトラクションが苦手な方でもチャレンジしやすいかもしれません。
レイジングスピリッツの待ち時間
レイジングスピリッツは、ディズニーシーでも人気のアトラクションということもあり、待ち時間も長くなることがあります。
平日、休日60程度の待ち時間は当たり前レベル、混雑時は90分~120分というのも珍しくないかなという印象です。
レイジングスピリッツは入り口から遠いロストリバーデルタの奥に位置していることから、開園直後や閉園間際は待ち時間が短くなる傾向にありますので、その時間帯に短い待ち時間で乗ってしまうのも1つの手だと思います。
レイジングスピリッツとタワー・オブ・テラーの意外な関係
レイジングスピリッツと同じく東京ディズニーシーのアトラクション「タワー・オブ・テラー」。
フリーフォール型の絶叫系アトラクションとして人気のタワー・オブ・テラーですが、レイジングスピリッツと意外な繋がりがあるのはご存じでしょうか。
レイジングスピリッツの遺跡周辺には、発掘道具と木箱が置かれています。
その木箱に注目すると、「TO:THE HIGH TOWER TRUST 1 PARK AVENUE NEW YORK USA」と書かれています。
これは、タワー・オブ・テラーのストーリーに登場する“ハイタワー3世”の名前と、ホテルハイタワー(タワー・オブ・テラー)の住所なのです。
1 PARK AVENUE
NEW YORK
USA
↓
宛先:ハイタワー3世
アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市
パークプレイス1番地
タワー・オブ・テラーのストーリーやハイタワー3世については、【こちらのブログ】で解説していますので興味があれば合わせて読んでみてください。
また、タワー・オブ・テラーの建物の中には、ハイタワー3世がレイジングスピリッツを訪れたと思われる絵が飾られています。
そして、ハイタワー3世が持ち帰ったとされる像と同じものがレイジングスピリッツにも数個落ちています。
こういった、細かな造り込みを見つけられるとワクワクしますね!
他にも、タワー・オブ・テラーにはアトラクションのキューライン(待機列)に様々な展示物や小道具が隠されていますので、アトラクションに並んでいる時は周囲を観察しながら待ってみるのもオススメです。
まとめ:【TDS】レイジングスピリッツにある滝で水の上で炎が燃えている理由と仕組み
東京ディズニーシーのアトラクション「レイジングスピリッツ」にある滝で水の上で炎が燃えている理由と仕組みについて紹介しました。
水の上で火が巻き上がっている理由は、神々の怒りによるものでした。
レイジングスピリッツは神々の怒りによってできたコースは非常にスリリング。
まだ乗ったことが無い方は是非アトラクションに挑戦してみてください。
以上、【TDS】レイジングスピリッツにある滝で水の上で炎が燃えている理由と仕組みという記事でした。
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