東京ディズニーシーには、シンボル的存在が色々ありますね。
中央にそびえ立つ「プロメテウス火山」、アメリカンウォーターフロントに停泊している「S.S.コロンビア号」。
しかし、ディズニーシー1番のシンボルとなると、やはりエントランスを抜けた先にある「アクアスフィア」ですね。
大きな地球儀を見ると「ディズニーシーに来たぞ~」と感じる方が多いと思います。
では、なぜディズニーシーに巨大な地球儀、アクアスフィアがあるのかご存じでしょうか。
今回のブログでは、ディズニーシーに地球儀がある理由とアクアスフィアにまつわる豆知識を紹介します。
●ディズニーシーのシンボル「アクアスフィア」について
●ディズニーシーに地球儀がある理由
●アクアスフィアにまつわる豆知識
当たり前に存在しているので、意外と深く考えたことがなかったという方も多いかもしれません。
誕生の歴史やこだわりの作り込みなど、知っていると感動するポイントもあると思います。
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東京ディズニーシーにある地球儀『アクアスフィア』について
東京ディズニーシーのエントランスを抜け、プラザのど真ん中に置かれている巨大な地球儀。
ディズニーシーのシンボル的存在で、ゲストを出迎えてくれています。
早くアトラクションに向かいたい気持ちを抑え、まず初めにシンボルの地球儀をバックに、記念に写真を撮るという方も多いのではないでしょうか。
このディズニーシーの巨大な地球儀には、『アクアスフィア』という名前が付いています。
アクアスフィアというのは、造語で「aqua(水)」と「sphere(球体)」を組み合わせてできた単語です。
水の惑星、つまりは”地球“を意味しています。
アクアスフィアの表面には水が流れていて、「海」を表現しています。
海をテーマとしているテーマパーク、東京ディズニーシーにピッタリですね。
アクアスフィアの大きさは直径約8m、台座も含めると高さは約10mにもなるようです。
アクアスフィアをバックに写真を撮るのも良いですし、アクアスフィアのあるメインエントランスには、ミッキーやミニー、ドナルドなど人気キャラクターが登場するので、キャラクターと写真撮ることもできます。
夜にはアクアスフィアがライトアップされて、幻想的な写真を撮ることも可能です。
ディズニーシーには多くのフォトスポットがありますが、アクアスフィア周りは特に人気で終日大賑わいとなっています。
ちなみに、アクアスフィアは世界中にあるディズニーパークの中でも東京ディズニーシーにしか存在しません。
なんだか特別感があっていいですね。
アクアスフィアにまつわる豆知識
では、なぜ巨大な地球儀、アクアスフィアが東京ディズニーシーのシンボルとなったなのでしょうか?
ここからは、アクアスフィアの誕生の歴史やアクアスフィアにまつわる豆知識を紹介していきます。
ディズニーシーのシンボルが地球儀になった理由!当初は「反対」されていた?
東京ディズニーシーの建設にあたり、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドと本家アメリカのディズニークリエイターとでパークのシンボルについての議論がありました。
その時、地球儀をシンボルにすることに対し、アメリカのディズニー側からは反対意見もあったとのこと。
というのも、アメリカのディズニー側からはディズニーシンボルに船を導く「灯台」が提案されていたからです。
なぜ灯台なのかというと、アメリカで灯台というのは”冒険の守り神の象徴”であり、「明るく華やかで、冒険家が帰ってくる港」として、どちらかと言うと「良いイメージ」の存在となっています。
一方、日本での灯台のイメージは、若干ネガティブ寄り。
岬に佇む、どこか物憂げで哀愁漂う存在、暖かみよりも寂しさを連想させる方も多いのではないでしょうか。
決してそれが悪いというわけではないのですが、皆が笑顔になるテーマパークのシンボルとしては合わない、というかインパクトがありませんよね。
日本側とアメリカ側で協議を重ね、最終的に海、水を連想させる現在のシンボル水の惑星『アクアスフィア』となりました。
アクアスフィア誕生の秘話のなかに、日本での灯台のイメージをアメリカのディズニークリエイターに知ってもらうために、実際に日本各地の灯台に連れて行ったという逸話もあるようです。
ちなみに、アメリカ側のディズニーが当初提案していた灯台は、シンボルにこそなりませんでしたが、ディズニーシー内の港町をイメージしたアメリカンウォーターフロント・ケープコッドの一角に存在しています。
構想段階ではもっと巨大な地球儀になる予定だった
アクアスフィアの大きさは、直径約8m、台座も含めると高さは約10m。
10mというと、自動販売機だいたい5つ分くらいなので、結構大きいですよね。
実際、アクアスフィアを目の前にするとその大きさを実感できると思います。
しかし実はこのアクアスフィア、構想段階ではもっと巨大な地球儀になる予定でした。
構想段階でのアクアスフィアの大きさは、なんと50m!!
50mがどれくらいかというと、東京ディズニーランドの「シンデレラ城」とディズニーシーの「プロメテウス火山」の高さが約51mです。
その大きさのアクアスフィアとなると、おそらくディズニーシーのエントランスがすべてアクアスフィアで埋まってしまうくらいのレベルだと思います。
いまでこそ直径8mに落ち着いていますが、なぜ50mという案が出たのでしょうか?
それは、アメリカのフロリダにあるディズニーパーク・エプコットに約50mの巨大な球体のモニュメントがあり、それを参考にインパクトのあるシンボルにしようとしたからだと言われています。
以前、実際見たことありますが、メチャクチャデカかったです。
怖い物見たさで50mのアクアスフィアもちょっと見てみたい気もしますね。
▶シンデレラ城の中のアトラクション”フェアリーテールホール”について
アクアスフィアは地球と同じく「左回り(半時計回り)」に自転している
ディズニーシーのアクアスフィアですが、気づいている人は気づいていると思いますが、ゆっくりと回転しています。
近くでみると回転しているのが分かりやすいです。
約3分半で一周するスピードで回転し続けています。
回り方は北極点(アクアスフィアを上)から見て「左回り(反時計回り)」です。
なぜ、左回り(反時計回り)かというと、これは地球の自転に合わせているからだと考えられます。
アクアスフィアが水の惑星、地球を意味しているので、この左回りの「自転」も地球を再現しているのだと思います。
ゆっくり回転していて世界の色んな地域を見れるので、写真を撮るたびに異なる風景に感じられます。
アクアスフィアの周りには月と星がある
地球の周りを周っている衛星「月」。
アクアスフィアは地球を表していますが、実はアクアスフィアの周りにも「月」が隠されています。
どこにあるかというと、アクアスフィア周辺の『地面』に注目すると分かります。
アクアスフィアの付近の地面には、アクアスフィアを中心に丸が8つ描かれているのですが、実はこれが月を表しているのです。
この8つの丸は、それぞれ模様が異なっているのですが、それは「月の満ち欠けを表現しているから」です。
ディズニー公式アプリのマップやグーグルマップで上から見ると分かりやすいと思います。
メディテレーニアンハーバー側が満月で明るい色となっており、東京ディズニーシーステーション側が新月で暗い色となっているのが分かります。
その他も、三日月や十三夜のように見えますね。
そしてもう1つ、アクアスフィアの周りには「星」もあります。
星がどこにあるかというと、それはアクアスフィア周りにある街灯です。
アクアスフィア周りの街灯は、ランプ部分が特徴的な形になっており、星を表現しています。
アクアスフィアは夜になるとライトアップされるのですが、この星型の街灯もとってもオシャレで、アクアスフィア周辺は非常にロマンチックな場所になります。
昼のワイワイ明るく賑わっている様子も良いですが、夜の幻想的で落ち着いた雰囲気も良いですね。
昼と夜で流れる音楽が異なる
東京ディズニーランド、ディズニーシーでは、エリアごとに音楽が流れていますよね。
アクアスフィアのあるディズニーシープラザにもBGMとなる音楽が流れているのですが、昼と夜で音楽が異なります。
朝~夕方に流れるBGMは「Aquasphere plaza〜Day」、夕方~夜の間に流れるBGMは「Aquasphere plaza〜Night」という曲名です。
どちらも、作曲家兼シンセサイザーアーティストの”冨田勲さん“作曲の音楽です。
NHKの大河ドラマやアニメ『ジャングル大帝』などの音楽も手掛けているので、音楽に詳しくない方も名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。
「Aquasphere plaza〜Day」は、壮大なオーケストラで明るく心躍る音楽となっています。
そして、「Aquasphere plaza〜Night」は、シンセサイザーをベースにした落ち着いた音楽となっています。
パークに入った時にワクワクと気持ちが高揚し、帰る時になるとしんみり寂しい気持ちにあるのは、このBGMが耳に入っているからなのかもしれませんね。
また、ディズニーシープラザのBGMが「Aquasphere plaza〜Day」から「Aquasphere plaza〜Night」に切り替わるタイミングは、明確な時間が決められているわけではないようです。
季節や日の出ている長さによって変わっているようで、日が沈むのが早い冬の方が「Aquasphere plaza〜Night」に切り替わるタイミングが早くなっています。
まとめ:ディズニーシーに地球儀がある理由は?アクアスフィアにまつわる豆知識
東京ディズニーシーのシンボル『アクアスフィア』について紹介しました。
アクアスフィアは、「aqua(水)」と「sphere(球体)」を組み合わせた単語で水の惑星”地球”を表しています。
アメリカ側のディズニーと様々な議論が行われたり、今より巨大にする構想があったり、誕生までの秘話が色々あったようです。
また、アクアスフィアやアクアスフィア周辺には、細かい造り込みがあったりディズニーのこだわりを感じます。
もし、普段何気なく通り過ぎてしまっていたという方は、ぜひ、ディズニーシーに行った時にアクアスフィアにも注目してみてください。
以上、【ディズニーシーに地球儀がある理由は?アクアスフィアにまつわる豆知識】という記事でした。
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