皆さんは”オーディオアニマトロニクス“という技術はご存じでしょうか。
これは今のディズニーになくてはならない技術で、様々なアトラクションで使用されています。
例を挙げると、ディズニーランドの『カリブの海賊』、ディズニーシーの『インディジョーンズアドベンチャー』では、まるで「本物の人間が動ているのか!?」と見間違うくらいリアルな人形たちが登場しますよね。
それが、”オーディオアニマトロニクス”と呼ばれる技術です。
今回のブログでは、オーディオアニマトロニクスについて解説します。
・オーディオアニマトロニクスとは
・オーディオアニマトロニクスの歴史
・オーディオアニマトロニクスが使われているアトラクション
・美女と野獣のオーディオアニマトロニクスについて
オーディオアニマトロニクスが使われているアトラクションはたくさんありますが、パーク内には一体何体のアトラクションがあるのでしょうか?
皆さんもパークのどこに使われているか予想してみてください!
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オーディオアニマトロニクスとは?
オーディオアニマトロニクスとは、【オーディオ(音楽)】・【アニメーション(動き)】・【エレクトロニクス(電子)】を組み合わせた造語で、電子で音と動きに合わせて動くリアルな人形のことです。
1961年にウォルト・ディズニー・カンパニーによって商業的に用いられるようになり、1964年に商標登録されました。
登場から現在にいたるまで、世界のディズニーパークのアトラクションなどに導入されており、もちろん東京ディズニーリゾートにもたくさんのオーディオアニマトロニクスがあります。
ディズニーの生みの親”ウォルトディズニー”の思いは、今なおディズニーに息づいているのです。
オーディオアニマトロニクスの歴史
では、どのようにしてオーディオアニマトロニクスが登場したのか、歴史をたどって見ましょう。
元々、ウォルト・ディズニーがオーディオアニマトロニクスの開発をしようとしたきっかけというのは、旅行先のニューオーリンズで見た機械仕掛けの鳥のおもちゃが始まりです。
この機械仕掛けの鳥に興味を持ったウォルトは、当時のエンジニアたちと研究・開発を進めました。
そして、第1号となる「dancing man (ダンシングマン)」というオーディオアニマトロニクスが完成しました。
このダンシングマンは、”バディ・イブセン”という俳優のタップダンスをモデルにしたものでした。
そして、オーディオアニマトロニクスが初めてアトラクションに使われたのは、1963年にカリフォルニア・ディズニーランドにオープンした『魅惑のチキルーム』です。
魅惑のチキルームは、ウォルトがオーディオアニマトロニクスを作るきっかけとなった機械仕掛けの鳥たちが喋ったり歌ったりする、今でも人気のアトラクションとなっています。
東京ディズニーランドにも『魅惑のチキルーム』がありますが、現在はスティッチが登場する「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”」として運営しています。
また、ウォルトはオーディオアニマトロニクスが初めてアトラクションに導入された翌年、アメリカで開催された「ニューヨーク万国博覧会」にて、パビリオンとして『イッツ・ア・スモールワールド』と『リンカーン大統領との偉大なひと時』というブースを展開しました。
この時登場したリンカーン大統領のオーディオアニマトロニクスが、関節の細部、顔の表情筋までが動いていて、見た人が「ほんとうに生きている!息をしているようだ!!」と言われるくらいリアルだったそうです。
現在、万国博覧会で展示された『イッツ・ア・スモールワールド』と『リンカーン大統領との偉大なひと時』は、カリフォルニア・ディズニーランドへ移設されアトラクションとして楽しめるようになっています。
オーディオアニマトロニクスが使われているアトラクション
今のディズニーにはなくてはならないオーディオアニマトロニクスですが、東京ディズニーランド・ディズニーシーでは、どのアトラクションに使われているでしょうか。
現在、オーディオアニマトロニクスが使われているアトラクションをまとめてみました。
様々なアトラクションでオーディオアニマトロニクスが使われていますね。
カリブの海賊のジャックスパロウやインディジョーンズのインディのような人型のオーディオアニマトロニクス。
カントリーベアシアターのクマたちのような動物のようなオーディオアニマトロニクスなど、種類は様々です。
現在、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーには、約3,500体のオーディオアニマトロニクスが存在していると言われています。
▶パーク最多のオーディオアニマトロニクスがある?シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジの魅力紹介!
レストラン『パン・ギャラクティック・ピザ・ポート』にもオーディオアニマトロニクスがある
実は、オーディオアニマトロニクスがあるのはアトラクションだけではありません。
東京ディズニーランドのトゥモローランドにあるピザを提供するレストラン『パン・ギャラティック・ピザ・ポート』にもオーディオアニマトロニクスがあります。
ここには、”全自動ピザ製造機:PZ-5000“というピザ5000枚を焼くトニー店長がします。
このトニー店長も実はオーディオアニマトロニクスなのです。
新アトラクション『美女と野獣の』オーディオアニマトロニクスが凄すぎる
東京ディズニーランドは、大規模開発による新エリア「ニューファンタジーランド」のオープンが予定されています。
その新エリアには、新たな大型アトラクション『美女と野獣”魔法のものがたり”』のオープンも予告されています。
他にも、ベイマックスのアトラクションや屋内型本格シアター施設も登場しますが、この美女と野獣のアトラクションは大規模開発の1番の目玉とも言えるでしょう。
美女と野獣のアトラクションでは、映画のストーリーに沿って名シーンを体験していくという内容となるようです。
アトラクションには、ベルや野獣のオーディオアニマトロニクスも登場します。
上のメイキング映像でも、非常にリアルなベルや野獣のオーディオ・アニマトロニクスがチラッと映っています。
オーディオアニマトロニクスの技術がかなり進化しているように感じまれますね。
ベルとビーストのオーディオ・アニマトロニクスが制作されるのは、東京ディズニーランドが世界初ということもあり、今から見れる日が楽しみです。
上海ディズニーの「カリブの海賊」を初めて見た時は、ジャックスパロウの動きが「リアル」でリアルすぎて怖いくらい感動しましたが、それを超えてきそうな気がしています。
▶上海ディズニーのカリブの海賊のジャックがリアルすぎてビックリ!
▶【TDL】新エリア『ニューファンタジーランド』の見どころ紹介!
オーディオアニマトロニクスは時代とともに進化し続けている
オーディオアニマトロニクスは、登場してから現代に至るまで、時代とともに進化を続けています。
登場したばかりのオーディオアニマトロニクスは、まだ可動域が今ほど多くなく、腕を振るなど単純な動きしかできませんでした(それでも十分リアルですが)。
『カントリーベアシアター』など、開園当初からあるアトラクションなどに見られるオーディオアニマトロニクスがそうですね。
時代が進み、『プーさんのハニーハント』や『魅惑のチキルーム』のスティッチのようにより多くの動作をするオーディオアニマトロニクスが登場してきました。
ディズニーランドの魅惑のチキルームでは、新しいタイプ(スティッチ)と旧タイプ(鳥たち)のオーディオアニマトロニクスがあるので、見比べてみると技術の進化を確認できると思います。
他にも、『バズ・ライトイヤーのアストロブラスター』のキューライン(待機列)にあるバズのオーディオアニマトロニクスは、アニメーション映像が組み合わさってできています。
顔にプロジェクターからの映像を投影することで、よりたくさんの表情ができるようになりました。
カリブの海賊に登場するジャックスパロウのオーディオアニマトロニクスは、実際にジョニーデップの顔型を取り、声も本人の声を使用しているらしいですね。
今後さらに技術が発展していったら、本物と並んでも見分けが付かないくらいリアルなオーディオアニマトロニクスができるかもしれませんね。
まとめ:オーディオアニマトロニクスとは?ディズニーになくてはならない技術である!
ウォルト・ディズニーが残してくれた“オーディオアニマトロニクス”という素晴らしい技術。
この技術がなかったら今のディズニーはなかったかもしれません。
それくらいディズニーになくてはならない技術です。
ディズニーランド・ディズニーシーには、たくさんのオーディオアニマトロニクスがいます。
どれも繊細でリアルな動きをしていますが、それぞれに個性があり皆違った動きをしているので、チェックしてみてください。
以上、【オーディオアニマトロニクスとは?ディズニーになくてはならない技術である!】という記事でした。
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