東京ディズニーシーのアトラクション「タワー・オブ・テラー」。
ホテルオーナーが謎の失踪を遂げた不気味なホテルを舞台に、乱高下を繰り返すフリーフォール型の絶叫系アトラクション。
そんなタワー・オブ・テラーは、2022年1月6日(木)から期間限定バージョンのタワー・オブ・テラー”アンリミテッド”として運行しています。
落下パターンが通常とは異なり、よりスリルを味わえるアトラクションとなっています。
今回のブログでは、期間限定で開催されるタワー・オブ・テラー”アンリミテッド”について紹介します。
●タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”について
●タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”の落ち方
タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”の落下パターンについても紹介するので、ネタバレが嫌な方、新鮮な気持ちでアンリミテッドに乗りたいという方は注意してください。
2023年もタワー・オブ・テラー“アンリミテッド”の開催が決まりました。詳しくは下記ブログで紹介しています。
・JTB
・楽天トラベル
・じゃらん
・Yahoo!トラベル
・るるぶトラベル
・一休
※各リンクをクリックするとディズニーホテルのプランのページを閲覧できます。
タワー・オブ・テラーとは
まず初めに、東京ディズニーシーのアトラクション「タワー・オブ・テラー」について簡単に紹介します。
タワー・オブ・テラーの舞台は、オーナーであるハイタワー三世が謎の失踪を遂げたとされている奇妙な建物”ホテルハイタワー“。
その失踪には、不気味な銅像「シリキ・ウトゥンドゥ」が関わっており、シリキ・ウトゥンドゥの禁忌に触れてしまったことが原因で、ハイタワー3世が乗ったホテルのエレベーターが突然急落下してしまったのです。
その事件以降、恐怖のホテルと呼ばれるようになったのが「タワー・オブ・テラー」。
その後、ニューヨーク保存協会がこのホテルの見学ツアーを提案し、私たちはその恐怖のツアーへの参加者ということになります。
ハイタワー三世についてや、シリキ・ウトゥンドゥについては、タワーオブテラーのストーリー紹介のブログで解説していますので、興味がある方は合わせて読んでみてください。
アトラクション中、私たちゲストは、まるでハイタワー三世が体験したかのようなエレベーターの急降下を味わうこととなります。
ホラー要素と高さ59メートルものタワーから落下する、東京ディズニーリゾート1のスリル満点のアトラクションです。
【2022年】タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”が1月6日(木)~3月30日(水)の期間限定で登場
東京ディズニーシートップクラスの絶叫系アトラクション「タワー・オブ・テラー」ですが、1月6日(木)~3月30日(水)の期間限定バージョンのタワー・オブ・テラー”アンリミテッド”として運行しています。
2年ぶりに復活した、特別バージョンの”タワー・オブ・テラー・アンリミテッド”。
通常のタワテラと何が異なるのかというと、落下パターンが異なっています。
パターンが複数あり、それぞれ落ち方が違っているので、何度も楽しみたくなる仕様になっています。
なお、記事公開時2022年1月現在は、アトラクション体験中のライドショットは実施しません。
タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”落下パターンは全3種類
タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”の落下パターンについて解説します。
ネタバレとなるので、これからアンリミテッドバージョンに乗る予定で、新鮮な気持ちで乗りたいという方は読み飛ばしてください。
アンリミテッドバージョンでは、全部で3種類の落下パターンが用意されています。
LEVEL13バージョン、LEVEL13シャドウ・オブ・シリキバージョンは、それぞれ2012年~2014年と2015年~2018年に実装された特別バージョンです。
今回のアンリミテッドバージョンは、通常バージョンに加え、過去に登場した特別バージョンが加わった、計3種類からランダムで楽しめるようになっています。
各バージョンの落ち方は、次のようになります。
●通常バージョン
ハイタワー3世の寝室で、ハイタワー3世が呪いを受けた過去を見る。
その後に上まで上昇し、外の風景が見えた後に、そのまま落下。
大きく落下1回、小さめの落下1回、最後に窓が開き大落下して合計3回の落下。
●LEVEL13バージョン
ハイタワー3世が呪いを受けた過去を見るところまでは通常と同じ。
その後一瞬の静寂、不気味な赤い光を放つ要素が追加。
鏡の部屋に行く前に不意打ちの落下。
通常と比べて落下回数が4回に増え、落下のタイミングも不規則となった。
●LEVEL13:シャドウ・オブ・シリキ
ハイタワー3世が呪いを受けるシーンの後、上昇中に不意打ちの落下。
不規則に落下・上昇を繰り返す。
シリキ・ウトゥンドゥがエレベーターのワイヤーを切断したり、緑色のシリキ・ウトゥンドゥの顔がアップになるなどの要素が追加。
落下回数が7回に増え、エレベーターの動きも更に不規則になった。
やはり、一番怖いのはLEVEL13:シャドウ・オブ・シリキ。
落ちる回数が増えるだけでも怖いですが、シリキ・ウトゥンドゥが襲ってくる要素など演出面も強化されていて、最高に恐怖を感じることができます。
落下パターンはツアーABCごとに分けられている
上記で、タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”の落下パターンは3種類あると紹介しました。
どの落下パターンになるかは、乗るエレベータのツアーで分かれています。
タワー・オブ・テラーには、それぞれツアーABCの3つのエレベータが存在します。(1階と2階とで乗り場の数は6か所ですがエレベータ自体は3つ)
このツアーABCそれぞれに、上記で紹介した各落下パターンが当てはめられています。
1階から乗っても、2階から乗ってもが、同じツアーなら同じバージョンになります。
ただし、2019年に開催されたアンリミテッドバージョンは期間中ずっと上記の組み合わせでしたが、2022年のアンリミテッドが期間中ずっと同じかどうかは不明です。
タワー・オブ・テラーのストーリー紹介!シリキ・ウトゥンドゥとは?
『タワー・オブ・テラー』のストーリーに登場する、呪いの偶像『シリキ・ウトゥンドゥ』。
一体呪いの偶像とは何なんでしょうか。
シリキ・ウトゥンドゥは、元々アフリカのコンゴ川流域に住む”ムトゥンドゥ族”が祀っていた偶像であり、後にハイタワー三世の手に渡っています。
また、シリキ・ウトゥンドゥは、部族の言葉(スワヒリ語)で「災いを信じよ」の意味を持ち、別名「呪いの偶像」とも言われています。
そして、所有者には、必ず守らなくてはならない”崇拝の掟“というものが8つあり、これを破ると災いが起きると言われていました。
1.敬い、崇拝すること
2.火に近づけたり、燃やさないこと
3.閉ざされた場所にしまわないこと
4.おろそかにしないこと
5.馬鹿にしないこと
6.埋葬したり、捨てたり、他の人へ譲渡しないこと
7.放置しないこと
8.そして何より、恐れること
なお、ハイタワー三世は、ほとんどの掟を破っています。
シリキ・ウトゥンドゥとハイタワー三世については、下記ブログで紹介しています。
待ち時間も楽しめる?ハイタワー三世のコレクション鑑賞
タワー・オブ・テラーには、建物左側に2つの庭園があります。
ハイタワー3世失踪前は、ウォーターフロントパーク園芸協会の会長賞を受賞したくらい美しい庭園で有名でしたが、失踪から13年間、ほとんど手入れされず、草木は伸び、像もボロボロになってしまいます。
今までは、待ち時間が長くなり待機列が長くなった時のみ解放していたエリアでしたが、2022年1月現在はコロナウイルス感染予防で列間隔を空けるために、常にこの庭園エリアを開放しています。
この庭園には、今までハイタワー世界中から集めたコレクションが飾られています。
手前にあるのが『瞑想の庭園』、奥が『インドの庭園』と名付けられています。
また、屋上には、『太陽の庭園』という庭園がもう1つあるのですが、こちらは見ることができません。
まだ庭園エリアに行ったことがないという方は、ぜひこの機会に鑑賞してみてください。
瞑想の庭園
瞑想の庭園には、ハイタワー3世が世界各地から集めた女神や女王などの彫像が9体飾られています。
これらの彫像を瞑想の庭園の入り口より時計回りに紹介します。
庭園入り口には、女性の頭と獣の体を持つ”ヴェネチアのスフィンクス像“があります。
次に、ヒンドゥー教・インド神話の女神”カーリー像“。
カーリーは、「災いから人々を守護する」、「自ら災いをもたらす」という二面性を秘めた女神です。
カーリー像を表裏から見てみると表情が異なり、生と死を意味する女神だと分かると思います。
竜の子を抱いている”聖アーデン像“。
毒蛇を持つ”クレオパトラ像“。
庭園の手入れがされなかったため、像が倒れ草木に隠れてしまっています。
ペルシアの羽の生えたスフィンクス像。
ペルシアのスフィンクス像は、ほとんどが男性で女性のものは珍しいそうです。
いかにもハイタワー3世が狙いそうですね。
また、このスフィンクス像の土台には、「肩の荷を降ろし、休息に立ち寄ったこの静かな木陰を共有しよう」と書かれています。
純粋に優しさからの言葉なのか、自慢したさからでた言葉なのか勘ぐってしまいますね。
“アステカの戦いの女神“。
倒れないように添え木で支えられています。
先程のクレオパトラ像は倒れたままなのに、こちらの像はちゃんと支えがされているんですね。
脚のみが残る古代ローマの愛の女神”ヴィーナス像“。
頭部が失われた古代ギリシャの愛の女神”アフロディーテ像“。
インド川の女神”ターラー像“。
そして、骨董品とは別に、庭園の中ほどには、書きかけのキャンバスがあります。
この絵に描かれている女性は、前述のタワー・オブ・テラーのストーリーに登場した”ベアトリス・ローズ・エンディコット”です。
インドの庭園
瞑想の庭園の奥には、『インドの庭園』のがあり、ハイタワー3世がインドで収集した彫像や壁画が飾られています。
ヒンドゥー教の破壊の神”シヴァの像“。
インディアンタワーの壁には、”2つの軍隊が闘う様子を描いた壁画“。
先端に蛇の頭の羽を持つ”孔雀の噴水“もあります。
タワー・オブ・テラーのトリビア・豆知識
タワー・オブ・テラーには、小ネタ・トリビアが散りばめられています。
待ち時間の暇つぶしにもなると思うので、ぜひ探してみてください。
ハイタワー三世の欲深さを表現する装飾の数々
タワー・オブ・テラーの正面玄関には、ホテルハイタワーのロゴと、紋章が飾られています。
両脇にドラゴン、貝殻の中央にある球体には剣が突き刺さっています。
貝殻の下には「MUNDUS MEA OTSREA EST(世界は吾輩の牡蠣である)」と書かれています。
いったいどういう意味なのでしょうか?
それはホテルを進んで行くと分かっています。
ホテルに入り、入り口の上の壁には、ステンドグラスがあります。
ステンドグラスに描かれている絵は、ハイタワー3世が地球の上に立ち、まるで世界は我が物とでも言いたそうな表情にも見えます。
そして、周りにはシェイクスピアの作品から引用した言葉で「この世は牡蠣のようなもの。私の剣で貝を開いてみせよう」と書かれています。
実は、先ほどの紋章にあった貝殻は牡蠣で、球体は地球を表しており、地球を剣で刺しているということです。
つまり、正面玄関にあった紋章はハイタワー3世の傲慢さと支配欲の現れともいえます。
ちなみに、ステンドグラスに描かれているハイタワー3世の持っている杖は、ホテルハイタワーのあるニューヨーク、つまりハイタワー3世の拠点を示しています。
「ハイタワー」=「高塔」?
タワー・オブ・テラーのロビーにある暖炉には、ハイタワー3世の肖像画が飾られています。
その暖炉をよく見ると漢字で「高塔」という文字があります。
これは、“高=high(ハイ)”、”塔=tower(タワー)”という洒落たジョークなのです。
ちなみに、ハイタワー三世の肖像画を良く見ると、肖像画の下の方に脚だけになった像が見えます。
おそらく、像を壊して自分の肖像画を置いたと考えられ、ここからもハイタワー三世の性格が読み取れますね。
ハイタワー3世はレイジングスピリッツでも強奪をしていた?
ディズニーシーのアトラクションの1つに『レイジングスピリッツ』。
レイジングスピリッツのファストパス発券機の近くには、発掘道具と一緒に木箱が置いてあり、その木箱に注目してみると、「TO THE HIGH TOWER TRUST AVENUE 1 PARK AVENUE NEW YORK」と書かれています。
これが何かというと、これはホテルハイタワーの住所なのです。
そのため、ハイタワー3世は、レイジングスピリッツも訪れていたとも考えられます。
実際、ホテルのロビーにもレイジングスピリッツに訪れたと思われる絵が飾られていて、その他にも彼の偉大さを誇示するかのような絵が飾られています。
レイジングスピリッツのバッググランドストーリーは、下記ブログで紹介しています。
また、S.S.コロンビア号を経営する“U.S.スチーム・シップ社”の社長“コーネリアス・エンディコット三世”とは犬猿の仲と言われています。
エンディコット三世は、ハイタワー三世の死後、ホテルハイタワーを取り壊しエンディコット・ハイタワーを建設しようと考えていました。
S.Sコロンビア号のバッググランドストーリーも含めた紹介は、下記ブログにあるので興味があれば読んでみてください。
まとめ:【2022年】タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”登場!期間限定で通常とは違う落ち方をする恐怖を味わえる!!
1月6日(木)~3月30日(水)の期間限定で登場する「タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”」について紹介しました。
通常とは異なる落ち方をしたり、より恐怖を感じる演出が加えられていたり、よりスリル満点のアトラクションとなっています。
絶叫系アトラクションが好きな方は、ぜひ挑戦してみてください。
以上、【2022年】タワー・オブ・テラー”アンリミテッド”登場!期間限定で通常とは違う落ち方をする恐怖を味わえる!!という記事でした。
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