東京ディズニーランドと東京ディズニーシーには、ウォルト・ディズニーとミッキーマウスのブロンズ像が存在します。
ディズニーのメインキャラクターで世界的にも大人気の”ミッキーマウス”、そしてミッキーをはじめとする多くのキャラクターの生みの親で、ディズニーリゾートの創立者”ウォルト・ディズニー”。
彼らの銅像がパーク内にあるのは必然、なにもおかしくありませんね。
しかし、ウォルトディズニーとミッキーのブロンズ像が、「いつできたのか」、「ブロンズ像がある理由」など、意外と詳しくは知らないという人も多くいるのではないでしょうか。
そこで今回のブログでは、東京ディズニーランド・ディズニーシーにあるウォルト・ディズニーとミッキーマウスのブロンズ像について紹介します。
●東京ディズニーランドの「パートナーズ像」について
●東京ディズニーシーの「ストーリーテラーズ像」について
●東京ディズニーランド・ディズニーシーにあるブロンズ像について
東京ディズニーランド・ディズニーシーには、ウォルト・ディズニーとミッキーマウス以外のブロンズ像もあります。
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TDLのウォルトディズニーとミッキーのブロンズ像「パートナーズ像」について
まず最初に、東京ディズニーランドにある”ウォルト・ディズニー”と”ミッキーマウス”のブロンズ像について紹介します。
東京ディズニーランドのワールドバザールを抜けた先のプラザテラスにある2人の像は、「パートナーズ像」といいます。
シンデレラ城を背にウォルトとミッキーがゲストを出迎えてくれているようにも見え、定番のフォトスポットでもあるので、この像と一緒に写真を撮った方も多いいるのではないでしょうか。
多くの方がご存じかと思いますが、ウォルトはミッキーマウスの生みの親でもあり、ミッキーの初代声優でもあります。
そのため、ミッキーはウォルトの分身でもあり、お互いにかけがえのないパートナーでもありました。
そんな彼らの関係性を象徴して「パートナーズ像」と名付けられたのです。
東京ディズニーランドの開園時にはパートナーズ像は無かった
東京ディズニーランドにあるウォルトとミッキーのパートナーズ像が、いつからあの場所にあるのかご存じでしょうか。
「パーク開園時からあるのでは?」と思うかもしれませんが、実は東京ディズニーランド開園時にはありませんでした。
東京ディズニーランドのプラザテラスにウォルトとミッキーのパートナーズ像ができたのは、東京ディズニーランドの開園15周年の時。
15周年を記念しウォルト・ディズニー・カンパニーから、株式会社オリエンタルランドに寄贈されたのです。
パートナーズ像は世界に5つ存在する
ウォルトとミッキーが手を繋いでいるブロンズ像「パートナーズ像」は、東京ディズニーランド以外にもあり、記事公開時である2021年時で世界に5つ存在します。
パートナーズ像があるのは、世界4つのディズニーパークとウォルト・ディズニー・カンパニー・バーバンク本社に設置されています。
1番最初にパートナーズ像ができたのは、一番最初に誕生したディズニーパークのアメリカ・カリフォルニアのディズニーランドです。
設置されたのは1993年11月18日、11月18日といえばミッキーのスクリーンデビュー日であり誕生日でもあります。
そして、1993年はミッキーマウス生誕65周年にあたります。
なぜこの日にパートナーズ像ができたのかというと、ウォルトが亡くなったのは65歳のときだったため、ミッキーの年齢がウォルトの亡くなった65歳になる日に合わせたからです。
その後、1995年6月19日にアメリカ・フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドに、1998年4月15日に東京ディズニーランドに、2002年7月19日にディズニーランドパリに、2003年2月10日にウォルト・ディズニー・カンパニー・バーバンク本社にパートナーズ像が設置されました。
東京ディズニーランドのパートナーズ像の台座に綴られたメッセージ
東京ディズニーランドのパートナーズ像の台座の手前には、ウォルト・ディズニー・カンパニーからのメッセージが彫られたプレートがあります。
パートナーズ像が生垣の先にあるので、少々見づらいかったり、気づかなかったという方も多いかもしれません。
ウォルト・ディズニー・カンパニーからは、次のようなメッセージが送られました。
この15周年を記念して喜びと驚き、そして感動をともに分かち合ったザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーのキャストより
東京ディズニーランドへ友情と感謝の気持ちを込めてお贈りします。
ウォルト・ディズニー・カンパニーは、東京ディズニーランド建設に対してそこまで積極的ではなく、交渉決裂寸前の状況にも陥ったこともあるそうです。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの2代目社長である”高橋政知“さんをはじめ社員たちの熱い想いが通じ、今現在も続く“ライセンス契約”というかたちで東京ディズニーランドを開園が実現しました。
そして、東京ディズニーランドの開園15周年の時に、ディズニー社よりこのメッセージと共にパートナーズ像が贈られたのです。
ちなみに、パートナーズ像の手前には、開園当初から東京ディズニーランド建設に尽力した高橋政知さんのメッセージプレートがあります。
夢と勇気と希望にかがやく世界中の人びとの顔がこの広場にいつも満ちあふれていることを心から願って…。
また、高橋政知さんはウォルト・ディズニー・カンパニーが同社に対して著しい功績のある者を讃えるために創設した賞である「ディズニー・レジェンド」の受賞しています。
そして、ディズニーレジェンドの受賞と東京ディズニーランドの開園15周年記念として、パーク内のワールドバザールに高橋さんの名前が刻まれました。
高橋さんの名前が刻まれている場所や、高橋さん以外にパーク内に名前が刻まれている人物については【ワールドバザールに刻まれたディズニーゆかりの人物について】というブログで詳しく紹介しています。
ぜひ東京ディズニーランドを訪れた際は、パートナーズ像やパーク内に刻まれている名前に注目してみてください。
TDSのウォルトディズニーとミッキーのブロンズ像「ストーリーテラーズ像」について
続いては、東京ディズニーシーにある”ウォルト・ディズニー”と”ミッキーマウス”のブロンズ像について紹介します。
東京ディズニーシーのエントランス入ってすぐ、アクアスフィアのあるディズニーシー・プラザに2人のブロンズ像があります。
東京ディズニーランドのパートナーズ像のウォルトが晩年の姿をモデルにしているのに対し、こちらは若き日のウォルトがモデルになっています。
東京ディズニーシーにある2人の像は、「ストーリーテラーズ像」と言います。
もともとストーリーテラーズ像は、アメリカ・カリフォルニアのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーにできたものです。
2012年6月15日、新しいテーマランド「ブエナビスタ・ストリート」がオープンしたことを記念して設置されました。
ブエナビスタ・ストリートは、ウォルトが1923年にカンザスシティからハリウッドへ訪れた頃の街並みを再現したエリアとなっています。
そんなエリアのシンボルとして、若き日のウォルトとミッキーマウスの像が作られたのです。
1923年のウォルトは22歳でアニメーションの世界に飛び込んだばかりだったのと、この時ミッキーはまだスクリーンデビュー前だったため、2人ともカジュアルな服装だったりレトロなデザインなんですね。
ちなみに、ウォルトが持っているトランクには、カンザスシティのステッカーも貼ってあります。
東京ディズニーリゾートの開業30周年を記念してディズニー社からオリエンタルランドへ寄贈された
東京ディズニーシーにウォルトとミッキーのストーリーテラーズ像が設置されたのはいつになるのかというと、2013年10月7日になります。
東京ディズニーリゾートの開業30周年を記念して、ウォルト・ディズニー・カンパニーから寄贈されました。
ストーリーテラーズ像は世界に3つ存在する
本記事公開時の2021年時点で、ストーリーテラーズ像は世界に3つ存在します。
2012年6月15日にアメリカ・カリフォルニアのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに、2013年10月7日に東京ディズニーシーに、2016年6月16日に上海ディズニーランドにストーリーテラーズ像が設置されました。
つまり、現時点でパートナーズ像とストーリーテラーズ像の両方が存在するのは、カリフォルニアと日本だけになります。
ディズニー社とオリエンタルランドの関係が深い証とも言えるのかもしれませんね。
東京ディズニーシーのストーリーテラーズ像に綴られたメッセージ
東京ディズニーシーのストーリーテラーズ像の後ろの花壇に、ウォルト・ディズニー・カンパニーからのメッセージが彫られたプレートがあります。
ウォルト・ディズニー・カンパニーからは、次のようなメッセージが送られました。
魔法と思い出をともに分かち合った30年間を記念してウォルト・ディズニーはきっとこう言うでしょう「まだ始まったばかりだよ」と
お祝いとさらなる発展を願って
ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー
キャスト一同
東京ディズニーランドも東京ディズニーシーも開園してから様々な新アトラクションやできたり新イベントが開催されてきました。
本記事公開時の2021年時点での話をすると、直近で東京ディズニーランドに美女と野獣の新エリアや新アトラクションのオープンなど、大規模開発がありました。
2023年度には東京ディズニーシーにアナ雪、ラプンツェル、ピーターパンをモチーフにした新テーマポートがオープンが予定しています。
その他、トイストーリーホテルがオープン予定だったり、様々な進化が実現、そして予定されています。
本当に「まだ始まったばかり」なんだなと感じます。
ウォルトディズニーの言葉で「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける。」という言葉がありますが、これからもディズニーは永遠に成長し続けていくことでしょう。
ウォルト・ディズニー・カンパニーから贈与されたその他のブロンズ像
東京ディズニーランドの「パートナーズ像」、東京ディズニーシーの「ストーリーテラーズ像」は、どちらもウォルト・ディズニー・カンパニーから寄贈されたものです。
しかし、実はウォルトディズニーカンパニーから東京ディズニーリゾートに贈られたブロンズ像は他にも存在します。
そのブロンズ像というのが、下記2つの像です。
どちらも東京ディズニーランドに設置されています。
シェアリング・ザ・マジック像
東京ディズニーランドのワールドバザール入口左側に、ミニーマウスと男性のブロンズ像があります。
この男性の名前は、“ロイ・ディズニー”でウォルトディズニーの兄にあたる人物です。
ミニーマウスとロイが、手を優しく握っている姿のこの像は「シェアリング・ザ・マジック像」といいます。
シェアリング・ザ・マジック像は、もともと1999年10月1日にフロリダのマジックキングダムに作られました。
その後、2003年2月にカリフォルニア・バーバンクにあるディズニー本社に、そして2008年4月15日に東京ディズニーランド開園25周年を記念してウォルトディズニーカンパニーより贈られました。
ロイ・ディズニーは、ウォルトと共にアニメーションスタジオを設立した後、主に財政面で会社の拡大や事業の成功に貢献してきました。
彼がいなければ、数多くのディズニー作品やパーク開発は実現されていなかったでしょう。
そんなロイのブロンズ像が東京ディズニーランドにもあることは、非常に誇らしいですね。
シェアリング・ザ・マジック像のプレートには、以下のようなメッセージが刻まれています。
この幸せな場所を訪れる全てのゲストと魔法を分かち合った素晴らしい25年間に敬意をこめて
ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー
キャスト一同
また、シェアリング・ザ・マジック像は、ミニーの隣が空いているので、腰を掛けて3人で一緒に写真を撮ることができます。
魔法使いの弟子姿のミッキー
東京ディズニーランドのシンボルでもあるシンデレラ城の裏側には、映画『ファンタジア』に登場する方使いの弟子姿のミッキーマウスのブロンズ像があります。(※記事公開時の2021年10月現在は一時撤去されているそうです)
このブロンズ像は、2003年に東京ディズニーランドの開園20周年を記念して、ウォルトディズニーカンパニーより贈られました。
ブロンズ像のプレートには、ウォルトディズニーカンパニーからのメッセージがきざまれています。
ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーより
賞賛と感謝の気持ちをこめて
このブロンズ像、魔法使いの弟子に扮したミッキーがこの場所からパーク全体に魔法をかけているようにも見えて、とっても素敵ですね。
ちなみに、東京ディズニーランドホテルのメインエントランス前の大きな噴水があるエリア「ファンタジアコート」にも、同じく魔法使いの弟子姿のミッキーのブロンズ像があります。
▶シンデレラ城の中を見学ツアー!ガラスの靴を履いている写真は撮れる?
その他東京ディズニーリゾートにあるブロンズ像を紹介
上記では、東京ディズニーリゾートにある4つのブロンズ像を紹介しました。
しかし、東京ディズニーリゾート内には、他にもブロンズ像があります。
例えば、東京ディズニーランドのシンデレラ城の裏にあるベビー用品を扱うショップ「ベビーマイン」の前には、シンデレラのブロンズ像があります。
この像は、東京ディズニーランドの入場者数が500万人を突破した記念として、ウォルトディズニーカンパニーより寄贈されたものです。
ちなみに、東京ディズニーランドが開園してから、わずか5ヶ月で入園者数が500万人を突破したらしいですね。
このシンデレラのブロンズ像ですが、少ししゃがんで下から見ると、シンデレラが王冠をかぶっているように見えるようになっているので、ぜひ見方を変えて見てみてください。
また、2020年に新しくオープンした美女と野獣の世界を再現した新エリアにも、ガストンのブロンズ像が誕生しました。
他にも、東京ディズニーシーのケープコッドのタウンホールの前は、船の舵を取っているミッキーマウスのブロンズ像があります。
このミッキーのブロンズ像は、実際に存在するアメリカ・マサチューセッツ州のグロスターにある「舵輪を持つ漁師の像(Man at the Wheel, Fisherman’s Memorial)」をモチーフにデザインされた像となっています。
他にも、東京ディズニーシーのマーメイドラグーンのアバブ・ザ・シー(地上エリア)には、映画『リトルマーメイド』のアリエル達のブロンズ像があります。
この像の近くで耳を澄ますと、どこからか歌声が聞こえてきますので、少し足を止めてみるのもオススメ。
その他、舞浜駅と東京ディズニーランドを結ぶペデストリアンデッキには、ミッキーやミニー達のブロンズ像があり、ホテルやパーキングなどにもブロンズ像があります。
▶舞浜駅からディズニーランドの間にあるミッキー達のブロンズ像を紹介
東京ディズニーリゾートには、たくさんのブロンズ像があるので、どんなブロンズ像があるか探してみるのも面白いですよ。
TDSのマグダックスデパートメントストアの前にある像は誰?
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにある、ダッフィー関連のグッズを販売しているショップ「マグダックス・デパートメントストア」。
ドナルドダックの叔父である”スクルージ・マクダックス”が開業したショップです。
このショップの正面入り口の前にある広場にもブロンズ像がありますが、この像が「一体誰なのか」、というのが意外と知られていない印象です。
マグダックス・デパートメントストア前にあるこのブロンズ像は、大航海時代に活躍した偉人”クリスファー・コロンブス“の銅像なのです。
ヨーロッパ人として初めてアメリカ大陸を発見したことで有名な人物ですが、なぜコロンブスの像がディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにあるのでしょうか。
コロンブスの像に注目してみると、コロンブスの視線の先はメディテレーニアンハーバーとなっています。
メディテレーニアンハーバーは、コロンブスの故郷でもあるイタリアをモデルとしたテーマポートです。
そして、コロンブス像が建っているのは、アメリカをモデルとしたテーマポートのアメリカンウォーターフロント。
つまり、イタリアから出航したコロンブスがアメリカに到達した後、今度はアメリカからイタリアを目指している、というふうに読み取れます。
一見ディズニー関係ないように見えますが、イタリアとアメリカそして海に深く関りがあるコロンブス像が、メディテレーニアンハーバーとアメリカンウォーターフロントを結ぶ橋の先にあるのは納得の演出ですね。
まとめ:TDL・TDSにウォルトディズニーとミッキーのブロンズ像ができた理由!その他パーク内にある銅像を紹介
東京ディズニーランド・ディズニーシーにあるブロンズ像について紹介しました。
開園当初からあるように感じるウォルトディズニーとミッキーのブロンズ像は、実は周年記念としてウォルトディズニーカンパニーから寄贈されたものだったんですね。
東京ディズニーリゾート内には、たくさんのブロンズ像があります。
パークを訪れた記念に一緒に写真を撮るのもオススメです。
ぜひ一度足を止めてじっくりブロンズ像に注目してみてください。
以上、【TDL・TDSにウォルトディズニーとミッキーのブロンズ像ができた理由!その他パーク内にある銅像を紹介】という記事でした。
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