東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントのシンボル「S.S.コンビア号」。
海をテーマにしたパークにピッタリの豪華客船ですね。
このS.S.コロンビア号ですが、実はモデルになったと言われている船があるといわれています。
そのモデルになった船として噂されているのが、あの「タイタニック号」です。
今回のブログでは、ディズニーシーのS.S.コロンビア号のモデルになった船や歴史、豆知識について紹介します。
●S.S.コロンビア号について
●S.S.コロンビア号のモデルになった船
●S.S.コロンビアの中にあるアトラクションとレストラン
●S.S.コロンビア号とタワー・オブ・テラーの関係
同じくディズニーシーのアトラクション「タワー・オブ・テラー」とS.Sコロンビア号には、意外な繋がりがあったりします。
タワー・オブ・テラーとの関係についても紹介していきます。
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【TDS】S.S.コロンビア号とは?「S.S」はスチームシップの略
『S.S.コロンビア号』とは、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントに停泊している大きな船のことです。
海をテーマにしているディズニーシーにピッタリな、シンボル的な存在の1つになっています。
このS.S.コンビア号はただの飾りではなく、実際に乗船することができ、船内には人気アトラクション「タートルトーク」やレストラン「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」、本格バーの「テディ・ルーズベルト・ラウンジ」が併設されています。
また、船の甲板に行くこともでき、デッキからはディズニーシーの景色を一望することもできます。
S.Sコロンビア号の「S.S」はスチームシップの略
S.Sコロンビア号の名前の先頭に付いている「S.S」というアルファベット。
「このアルファベットは何の略なの?」と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
船の設計者、持ち主のイニシャル、造船会社の略など、いろいろ想像できると思います。
実は、この「S.S」というのは、「Steam Ship(スチームシップ)」の略なのです。
スチームシップというのは蒸気船とういう意味で、その名の通りS.Sコロンビアが石炭を燃料とした蒸気エンジンで動く船だということを表しています。
ちなみに、このように船舶や艦艇の種類などの略称をその船の名前の先頭に持ってきて表記することを「艦船接頭辞(かんせんせっとうじ)」というようです。
なお、東京ディズニーシーにある船の1つ「トランジット・スチーマーライン」は、推進器として水車型の装置である外輪を使う「外輪船(Paddle Steamer)」に分類されます。
なので、もしトランジットスチーマーラインを接頭辞表記するとP.S.トランジット・スチーマーラインとなります。
S.S.コロンビア号のモデルがタイタニック号?2つの船の共通点
S.S.コロンビア号には、モデルとなった船があると言われています。
そのモデルとなった船というのが、有名な豪華客船「タイタニック号」です。
なぜ、タイタニック号がS.S.コロンビア号のモデルと言われているのでしょうか。2つの船を比較して考察してみます。
蒸気の比較表から、共通点を挙げると、「進水年」、「処女航海年」、「推進器・速力・エンジン」、「姉妹船の数」となります。
たしかに多くの共通点があるので、タイタニックがモデルとなったのかもしれませんね。
また、S.S.コロンビア号は全長こそタイタニック号の半分ほどしかありませんが、その他のスペックはほとんど同じ。
煙突もS.S.コロンビア号は3本でタイタニックは4本と違いはあるものの、建造中の写真が非常にソックリです。
出典:Wikipedia
写真の構図やクレーンや機材の位置が非常に酷似していますね。
なお、タイタニック号には「オリンピック号」と「ブリタニック号」という姉妹船が存在し、タイタニック号と合わせて3姉妹船でした。
対して、S.S.コロンビア号には、「S.S.フーサトニック号」と「S.S.モノンガヒラ号」という姉妹船があり、コロンビア号含めて3姉妹船になっています。
S.S.フーサトニック号とS.S.モノンガヒラ号は、現在出港中でディズニーシーにはいませんが、姉妹船の数でもS.S.コロンビア号とタイタニック号には共通点があります。
公式でS.S.コロンビアのモデルがタイタニックであると明言されてはいませんが、少なからずタイタニックを意識しているのではと考えられます。
ちなみに、タイタニック号の煙突は4本ありますが、そのうち1本はダミーらしいです。
当時の蒸気船は、通常、エンジン部分にあたる「機関」1つに対して1本の煙突を建てていました。
なので、機関が多い=煙突が多い蒸気船となり、煙突が4本ある船は良い船、最先端の船というのが世間からの評価でした。
しかし、機関を増やすと建造費が爆上がりし、燃料費も倍増するため、タイタニック号は資金の都合上3つの機関しか載せられなかったため1本ダミーの煙突を乗せたようです。
S.S.コロンビア号のモデルはタイタニックではなくクイーンメリー号説?
上記でS.S.コロンビア号のモデルはタイタニック号と紹介しましたが、もう1隻S.S.コロンビア号に似た船があります。
それが、アメリカロサンゼルスのロングビーチに停泊している客船「クイーンメリー号」という船です。
出典:Wikipedia
このクイーンメリー号とS.S.コロンビア号は、とにかく見た目がソックリ。
外観だけで言えば、タイタニックよりもクイーンメリー号のほうが酷似している気もします。
しかし、船のスペックに関しては一致していないので、モデルとなったとは言い難い部分もあります。
なので、無理やり結論付けるのであれば、外観はクイーンメリー号、各種設定はタイタニック号をモデルにしているのではないかと考えられます。
S.S.コロンビア号のバックグラウンドストーリーを紹介!S.S.コロンビアとタワー・オブ・テラーの関係!
ディズニーのアトラクションや建造物には、誕生秘話やバックグラウンドストーリーが存在するものもあります。
東京ディズニーシーのS.S.コロンビア号にも、ちゃんとバックグラウンドストーリーが隠されています。
まず、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントは、20世紀初頭の古き良きアメリカの時代設定となっています。
そのアメリカンウォーターフロントに停泊しているS.S.コロンビア号は、1911年4月15日に進水式を行い、1912年3月20日に処女航海を控えている設定なのです。
そして、S.S.コロンビア号は処女航海を祝っている最中であり、その祝賀パーティーはS.S.コロンビア内にある「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」で開かれています。
アメリカンウォーターフロントで20世紀のアメリカにタイムスリップした気分に浸ることができ、さらにS.S.コロンビア・ダイニングルームで豪華な祝賀パーティーに参加している気分を味わうことができるのです。
S.S.コロンビア号に限らず、ディズニーのアトラクションやパーク内の施設のバックグラウンドストーリーを知ってるとよりディズニーシーが楽しく感じられます!!
S.S.コロンビアの経営者”コーネリアス・エンディコット三世”について
S.S.コロンビア号は“U.S.スチーム・シップ社”が経営しており、U.S.スチーム・シップ社の社長は“コーネリアス・エンディコット三世”と言います。
コーネリアス・エンディコット三世は、同じく東京ディズニーシーのアトラクションにもなっている「タワー・オブ・テラー(ホテルハイタワー)」のオーナー“ハリソン・ハイタワー三世”と幼少の頃から確執がありました。
いわゆる犬猿の仲というやつです。
”コーネリアス・エンディコット三世”は、ハイタワー三世の死後、閉鎖されたままのホテルハイタワーを取り壊して『ホテル・エンディコット』を建設しようと考えました。
しかし、ホテル・エンディコットの建設は、エンディコットの娘”ベアトリス・ローズ・エンディコット”が取り壊しに反対したため、実現していません。
なぜ、反対したのかというと、ローズは子供の頃にハイタワー三世の冒険物語を読んでおり、ハイタワーを崇拝していたのです。
その後ローズは、ホテルハイタワーを歴史的建造物として残し、ハイタワー三世のコレクションやプライベートルームを見学すると言う、見学ツアーを企画します。
その見学ツアーというのが、アトラクション「タワー・オブ・テラー」なんですね。
タワー・オブ・テラーのストーリーの解説については、下記のブログで紹介しています。
意外と知られていない裏話や呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」について知れば、より不気味さが増します。
S.S.コロンビアの中にあるアトラクションとレストラン
S.S.コロンビア号は、飾りではなくちゃんと中に入れるようになっています。
そして、S.S.コロンビア号の船内には、人気アトラクション「タートルトーク」やレストラン「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」、本格バーの「テディ・ルーズベルト・ラウンジ」が併設されています。
他にも、看板に移動することができ、ディズニーシーの景色を眺めることもできます。
タートルトーク
『タートル・トーク』とは、映画『ファインディング・ニモ』に登場するウミガメのキャラクター”クラッシュ”とお話することができる、シアタータイプのアトラクションです。
ゲスト参加型のアトラクションで、私たちゲストは「ハイドロフォン」と呼ばれる、海中にいるクラッシュと話すことのできるマイクを使って会話をします。
アトラクションでは、ゲストの中からランダムでクラッシュから質問されたり、クラッシュに質問することができます。
ゲストからの無茶ぶりの質問にも、即座に返答してくれるので、そのアドリブ力には感心せざるを得ません。
選ばれるかどうかは完全に運ですが、帽子をかぶっていたり、特徴のある格好をしている人が選ばれやすいそうです。
クラッシュ以外にも映画に登場するキャラクターが登場しますので、映画のどのキャラクターが登場するか楽しみなアトラクションです。
▷Disney+ (ディズニープラス)でファインディング・ニモを見る
S.S.コロンビア・ダイニングルーム
『S.S.コロンビア・ダイニングルーム』は、豪華客船S.S.コロンビアの出港祝いが行われているというコンセプトのレストランで、祝賀パーティー中ということもあり、豪華なコース料理を楽しむことができます。
S.S.コロンビア・ダイニングルームのメニューは、ローストビーフやオマール海老など洋食料理が中心となっています。
ワインなど大人向けメニューもあれば、お子さん用のコースメニュー、5大アレルゲン(小麦、そば、卵、乳、落花生)不使用の低アレルゲンメニューも用意されています。
店内は煌びやかで優雅な雰囲気、ここがディズニーシーだということを一瞬忘れてしまうくらい素敵なレストランです。
S.S.コロンビア・ダイニングルームは、「プライオリティシーティング(事前予約)」対象のレストランとなっています。
プライオリティシーティングとは、事前に利用希望時間を指定することができ、その時間にレストランに行くことで、少ない待ち時間で優先的に食事をすることができるというものです。
プライオリティ・シーティングは、利用希望日の1ヶ月前の10:00からオンライン予約・購入サイトで申し込みできます。
また、当日でも毎日9:00からオンラインでのみ受け付けをすることが可能です。
もし、当日レストランに空席があれば、10:00~店頭にて受付をすることができますが、S.S.コロンビア・ダイニングルームは人気の高いレストランなので、当日に店頭で受付をできる可能性はかなり低いです。
もし、ディズニーシーに行く日が決まっているなら、早めに予約をしておくことをオススメします。
テディ・ルーズベルト・ラウンジ
『テディ・ルーズベルト・ラウンジ』は、サンドウィッチなどの軽食とカクテルなどアルコールが楽しめるラウンジバーです。
薄暗い照明で照らされた店内はとてもムードがあり、ロマンティックな雰囲気となっています。
カクテルやお酒の種類も豊富で、かなり本格的なバーとなっていますが、パフェやノンアルコールドリンクもあるので、未成年の方でも楽しむことが可能です。
個人的にテディ・ルーズベルト・ラウンジでオススメなのが、シーズンごとに内容が変わる「季節のパフェ」。
毎シーズンどんなパフェが登場するのか楽しみにしています。
テディ・ルーズベルト・ラウンジは、ここがディズニーシーということを忘れてしまうくらい、落ち着いた雰囲気となっており、ゆったりと優雅なひと時を過ごすことができます。
カップルや夫婦にオススメのレストランです。
テディ・ルーズベルト・ラウンジは、「プライオリティシーティング(事前予約)」対象のレストランとなっています。
テディ・ルーズベルト・ラウンジの予約は、利用希望日の1ヶ月前の10:00からオンライン予約・購入サイトで申し込みできます。
また、当日でも毎日9:00からオンラインでのみ受け付けをすることが可能です。
もし、当日レストランに空席があれば、10:00~店頭にて受付をすることができますが、人気の高いレストランなので、当日に店頭で受付をできる可能性はかなり低いです。
もし、ディズニーシーに行く日が決まっているなら、早めに予約をしておくことをオススメします。
ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにあるプロペラとS.S.コロンビアの関係
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロント(ホレイショースクエア)には、プロベラのようなモニュメントが置いてあります。
このプロペラのようなものは、船のスクリューのと呼ばれるもので、船が進むために必要な部品です。
なぜ、アメリカンウォーターフロントにスクリューのモニュメントが置かれているのでしょうか。
このスクリューのモニュメントは、U.S.スチームシップ社が所有するS.S.ガルガンチュア号という船のものです。
S.S.コロンビア号のスクリューと同じものが飾られていると思っている方も多いと思いますが、実は違うんですね。
U.S.スチームシップ社とは、上記のS.S.コロンビア号のバックグラウンドストーリーでも登場したように、コーネリアス・エンディコット三世が社長の会社です。
ガルガンチュア号とは、S.S.コロンビア号よりも前に生まれた船で、1888年に航海に出発しています。
しかし、出港後、ガルガンチュア号は航海中の悪天候により沈没事故を起こしてしまうのです。
このスクリューはガルガンチュア号から残った、「唯一の遺品」なのです。
ガルガンチュア号の歴史については、スクリューのモニュメントの横にある石碑に記されています。
This Propeller Is All That Remains From The S.S.Gargantua, The World’s Largest Ocean Liner, Which Was Sunk By A Rogue Wave Off Sandy Hook During The Terrible Winter Of 1888.
このプロペラは、1888年の冬、サンデーフック沖で嵐により沈没。世界最大の遠洋定期客船S.S.ガルガンチュア号から残った唯一残った遺品である。
沈没したガルガンチュア号から見つかったスクリューのモニュメントをこの場所に置くことで、「大惨事を二度と起こさない」、「事故を忘れない」、という願いが込められているのです。
なお、ガルガンチュア号の事故から24年後に処女航海を迎えることとなるS.S.コロンビア号のデッキには、事故の教訓からか大量の救命ボートが積まれています。
ちなみに、S.S.コロンビア号に救命ボートが大量に積まれている理由は、タイタニック号の沈没事故を受けて、万が一の事故に備えて多くの救命ボートを搭載させているという説もあります。
S.S.コロンビア号のモデルがタイタニック号ということから生まれた説だと思うのですが、若干矛盾が生じる部分もあります。
タイタニック号の沈没は1912年4月14日、1912年のタイタニック号海難事故を受けて制定された、船舶の安全確保を目的とする国際条約「SOLAS条約」の締結は1914年。
S.S.コロンビア号が出航したのは1912年3月20日なので、SOLAS条約締結よりも前となります。
公式からS.S.コロンビアのモデルについて明言されていないので、確証はありませんがタイタニック号の沈没事故を受けて、救命ボートを増やしたわけではないと個人的には思いました。
まとめ:【TDS】S.S.コロンビア号のモデルはタイタニック号?2つの船の共通点や豆知識を紹介
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントのシンボル『S.S.コロンビア号』について紹介しました。
S.S.コロンビア号は、あの有名なタイタニック号がモデルなのではと言われています。
今回のブログで紹介したように、いくつかの共通点があるので、少なからずタイタニック号を意識しているのではと考えられます。
公式でS.S.コロンビアのモデルについて明言されていないので正解は分かりませんが…。
もし今回の記事でS.S.コロンビア号が気になった方は、ぜひ実物を見に行ってみてください。
船の中にはアトラクション「タートル・トーク」やレストラン「S.S.コロンビアダイニングルーム」、「テディ・ルーズベルト・ラウンジ」など魅力的な施設があります。
以上、【TDS】S.S.コロンビア号のモデルはタイタニック号?2つの船の共通点や豆知識を紹介という記事でした。
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