『ホーンテッドマンション』は、ディズニーランドにある人気アトラクションの1つです。
ホラー体験ができるお化け屋敷タイプのアトラクションで、様々な仕掛けが用意されています。
一度乗ると誰しもが「ホーンテッドマンションの伸びる部屋ってどんな仕組みなんだろう?」、「舞踏会の亡霊を見えるトリックが気になる!!」と思うはず!
今回のブログでは、ホーンテッドマンションの演出の仕組みを解説していきます。(ネタバレも含みますのでご了承ください)
・ホーンテッドマンションの仕組み
・ホーンテッドマンションの注目ポイント
ホーンテッドマンションは、館の中だけではなく、建物の外にもトリビアが隠されているのが魅力の1つです。
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ホーンテッドマンションの仕組み解説!
ディズニーランドのファンタジーランドには、西洋風の不気味な洋館があります。
その不気味な館が『ホーンテッドマンション』です。
ゲストは、ドゥームバギー(Doom Buggy=死の車)に乗り、ゴーストホストの案内で館の中を進んでいきます。
館内を進んでいくと、館に住む亡霊のせいなのか、たくさんの不思議な現象が…
今回は、ホーンテッドマンションで遭遇する、まさに怪奇現象のような現象の仕組みを解説していきます。
解説する仕組みは、上記”9つ“で、アトラクションが進む順番に解説していきます。
ホーンテッドマンションの仕組み①:年老いていく肖像画
ホーンテッドマンションでは、「男性の肖像画」のある部屋に案内されます。
この男性は、ホーンテッドマンションの主人であり、ゴーストホストです。
この男性の肖像画は、なぜかどんどん年老いていって骸骨になってしまいます。
ホーンテッドマンションで遭遇する最初の怪奇現象ですが、この年老いていく肖像画には仕組みがあります。
この仕掛けには、「ディゾルヴィング・ヴューズ」というトリックが利用されています。
ディゾルヴィング・ヴューズでは、レンズが2つ以上ついた特殊なプロジェクターを使用する手法です。
この特殊なプロジェクターによって投影される映像は、スクリーン上でピッタリと重なるようになっています。
それぞれのレンズから投影される映像は光量が異なり、重ねて投影されている方の映像は光量が少なく、まったく見えません。
そこから、最初にはっきり映っている方の映像の光量を下げ、重ねている方の映像の光量を上げると、徐々に映像が変化したように感じてしまうのです。
ホーンテッドマンションの場合、最初は青年の絵だけが映っているのではなく、実はそれに重なるように中年の絵が投影されているのです。
そして、青年の絵の青年の絵を投影している光量をだんだんと弱めていき、中年の絵を投影する光量を強めていくことで、青年の絵が年老いて中年の絵に変わったように見えてしまいます。
同様に、中年⇒老人、老人⇒痩せこけた老人、痩せこけた老人⇒骸骨と、段階的に投影する映像を変化させていくのです。
ちなみに、この投影する映像は、忌み数で不吉とされいてる13に合わせているのか、全部で13段階変化させているようです。
ホーンテッドマンションの仕組み②:伸びる部屋
次にゲストが案内される部屋では、4枚の肖像画が飾られています。
この部屋は「ストレッチングルーム」と呼ばれ、ゲストは部屋が伸びて、絵の隠れていた下半分が出現するという怪奇現象を体験します。
これは、部屋全体が上に伸びているのです。
壁の絵は、ポスターのように丸められており、壁が上に上がるとともに隠れた部分が見えるようになるという仕組みとなっています。
じゃあ「絵の額縁がどうなっているのか」というと、上下の額縁は本物でできているのに対し、左右の額はトリックアート、つまり絵です。
伸びる絵にも描かれている人物については、ホーンテッドマンションのストーリーと一緒にこちらのブログで紹介しています。
ホーンテッドマンションの仕組み③:天井に現れる首吊り死体
伸びる4枚の肖像画を見ていると、部屋が暗くなり、とつぜん天井に首吊り死体が現れます。
そして、また灯りがつくと天井から首吊り死体がなくなっています。
これにもトリックがあり、天井には紗幕(しゃまく)が張られているのです。
紗幕というのは、目が粗く織られた、先が透けて見えるような幕で、演劇に利用されています。
この紗幕というのは、背後から光を当てると幕が透けて見えて、光を消すと幕が見えるようになるという特徴があります。
つまり、ホーンテッドマンションでは、天井の絵が描かれた紗幕を部屋の上部に張っているということです。
本物の天井は紗幕の上にあり、本物の天井には、最初から首吊り死体が吊るされいています。
肖像画を見ているときは、ゲストがいる部屋の下側が明るくなっており、天井の絵が描かれた紗幕が見える状態です。
灯りが消えゲストがいる部屋の下側が暗くなると、首吊り死体側が明るくなり、紗幕が透けて見えて、最初から吊るされた死体が見えるようになります。
これが、一瞬で首吊り死体が出たり消えたりするトリックです。
ホーンテッドマンションの仕組み④:ずっと目が合う廊下の絵画
ゲストがドゥームバギーに乗って館を進んでいくと、たくさんの絵画が飾られた廊下を通ります。
この絵画が不思議で、こっちはバギーに乗って動いているはずなのに、絵画に描かれた人間とは目がずっと目が合うのです。
これもトリックなのですが、わりと簡単な仕組みとなっています。
絵に描かれている人物の目の部分だけ凹んでいて、その凹みの奥に目が描かれているのです。
そうすると、黒目を斜めから見ようとするため、絵がずっとこっちを見ているように錯覚する仕組みとなっています。
ホーンテッドマンションの仕組み⑤:追いかけてくる胸像
絵画が並んだ廊下を抜けると、図書室につきます。
この図書室には、8体の胸像が置いてあり、この胸像たちは常に私たちの方を向いているのです。
この仕組みを廊下の絵画と同じです。
銅像が通常のものと凹凸が逆になるように作られています。
光の当て方に工夫が施されており、あたかも銅像がこちらを追いかけてくるように見えるのです。
ちなみに、図書室にある胸像はそれぞれ、”エドガー・アラン“、”エリザベス・バレット“、”アルフレッド・ロード“、”ヘンリー・ワッズウォース“といいます。
彼らについては、【ホーンテッドマンションのストーリーが怖い…】という記事で紹介されています。
ホーンテッドマンションの仕組み⑥:無限に続く廊下
アトラクションが進むと、無限に続いているかのような廊下を見ることができます。
これは、合わせ鏡です。
といってもゲストが乗っているバギーが映っていないのには、ちょっとした仕組みがあります。
これは、かなり遠くに鏡があるので、うまいことバギーが映らない範囲を反射させているのです。
ホーンテッドマンションの仕組み⑦:水晶玉に映る女性
アトラクションの中盤、女性の映る水晶玉がある部屋にたどり着きます。
水晶玉に映る女性が動く仕組みは、プロジェクションマッピングの仕組みと似ています。
水晶玉の中には、のっぺらぼうのマネキンが入っていて、そこに目や口などの各パーツを投影するのです。
すると、あたかも水晶に女性が映り喋りだしたかのように見えます。
ちなみに、水晶に映った女性の名前は、”マダム・レオタ“という降霊術師です。
マダム・レオタは、ホーンテッドマンションのストーリーでも重要な人物とされています。
水晶玉の中にいる理由は、この館の主人を殺そうと呪いをかけようとしたところ、殺される前に主人が自殺し、呪いが自分に跳ね返ってきたためです。
マダム・レオタとホーンテッドマンションのストーリーは、【こちらの記事】で解説しています。
ホーンテッドマンションの仕組み⑧:舞踏会の亡霊
舞踏室に着くと、下の階でダンスを楽しむ亡霊と上の階で撃ち合いをしている亡霊を目撃します。
ここで見える亡霊たちは、なんと半透明で、透けて向こう側の景色が見えるのです。
ホーンテッドマンションの中でも、一番のメインと言っても過言ではないくらい、最大の怪奇現象!
この半透明の亡霊がどのような仕組みなのかというと、「ペッパーズ・ゴースト」というトリックが利用されています。
ペッパーズゴーストの原理を簡単に説明すると、夜に暗い部屋の中からガラス越しに外を見ると、ガラスには自分の姿が映ることなく、普通に景色が見えると思います。
この時、スマホや懐中電灯で、自分の顔や手を照らすと、ガラスに明るく照らされた顔や手が映るはずです。
ホーンテッドマンションの場合、ゲストの乗るドゥームバギー側と舞踏室側の間に「ガラス板」が挟み込まれています。
そして、ゲストいる側の上下の階には踊っている人形や、撃ち合いをしている人形が設置されているのです。
そして、その人形にライトを当てると、ペッパーズ・ゴーストの仕組みで、ガラスに人形の姿が映り、半透明の亡霊が現れたように見えます。
図を見た方が分かりやすいと思います。
仕組みとは関係ありませんが、踊っている亡霊たちは、マダムレオタを怒らせてしまい、踊りを止めたくても止められない呪いをかけられているのです。
そして、銃を撃っている亡霊は、マダムレオに復讐するためこの屋敷に残り続けいています。
踊り続ける呪いをかけられた理由、マダムレオタを復讐しようとしている理由はストーリー紹介のブログで解説しています。
また、ペッパーズゴーストのトリックは、同じディズニーランドのアトラクション『プーさんのハニーハント』でも使われています。
プーさんのハニーハントの仕組みについては、下記ブログで解説していますので興味があれば合わせて読んでみてください。
ホーンテッドマンションの仕組み⑨:乗り込んでくる亡霊
アトラクションの終盤、3人ヒッチハイカーの亡霊と出会います。
彼らは、ゲストの乗るバギーに買ってに乗り込んできてしまいます。
この仕組みは「ペッパーズ・ゴースト」の応用です。
実は、ゲストの所にゴーストが乗り込んだように見える鏡、あれは「ガラス板」となっています。
ガラスの向こう側が真っ暗なので、鏡のように私たちゲストが反射しているのです。
しかし、ガラスの向こう側にはヒッチハイカーの人形が設置されています。
そして、ゲストが乗るライドと一緒に移動する人形に青白い光を当てると、あたかも亡霊が鏡に浮き出たように見える仕組みになっているのです。
余談ですが、ヒッチハイクをしている3人組の亡霊は、”ガス・グレイシー“、”エズラ・ドビンズ“、”フィニアス・クイーグ“と言います。
彼らがなぜヒッチハイクをしているのかは、下記のブログで解説しています。
まとめ:ホーンテッドマンションの仕組み解説!伸びる部屋や舞踏会の亡霊が見えるトリック
以上、ホーンテッドマンションの9つの仕組みを紹介しました。
自分は初めて聞いたときは、「なるほど、さすがディズニー!!」という感じでしたね。
トリックが分かってしまったら、次乗るときにつまらなく感じるのでは?
と思う方いるかもしれませんが、私自身、アトラクションの仕組みを知った後に何度も乗っていて未だに飽きないですね。
分かってしまえば単純な仕掛けで、こんな演出ができるのかと驚くばかりです。
皆さんも仕組みが分かった状態でホーンテッドマンションへ行ったら、仕組みを知らなかったときとは別の楽しみ方を体験できるのではと思います。
次にホーンテッドマンションに乗るときは、怪奇現象の仕組みに注目してみるのもオススメです。
以上、【ホーンテッドマンションの仕組み解説!伸びる部屋や舞踏会の亡霊が見えるトリックの正体】でした。
おまけ:ホーンテッドマンションは映画もある
ホーンテッドマンションは、”映画“も存在します。
今回紹介したストーリはほとんど関係ありませんが、呪われた幽霊屋敷に足を踏み入れてしまった一家とゴーストの秘められた謎には驚かされること間違いなしです。
また、水晶玉に女性が映るなど、アトラクションと似た演出もあって楽しめます。
さらに、過去に映画化されたホーンテッドマンションですが、再映画化されるとの発表がありました。
過去映画化された『ホーンテッドマンション』が見られる動画配信サービスはいくつかありますが、私がオススメするのは以下の3つです。
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※本ページの情報は2021年7月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。
【ディズニー映画が見れる動画配信サービスを比較】
Disney+ (ディズニープラス)であれば、月額料金を払えば、ホーンテッドマンションを含めたディズニー映画が全て見放題となります。
ディズニー映画以外に見たい映画やドラマが無い場合は、Disney+(ディズニープラス)に登録するのが良いでしょう。
Disney+(ディズニープラス)以外だと、「U-NEXT」もオススメ。
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本ページの情報は2020年7月時点のものです。最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
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