ディズニーヴィランズの1人”マレフィセント“。
マレフィセントは、『眠れる森の美女』に登場するヴィランズですが、その人気から悪役でありながら主役を務める映画が公開されたり、ディズニーヴィランズの中でもトップクラスに人気のあるキャラクターです。
『眠れる森の美女』だけを見ると、オーロラ姫に呪いをかけた邪悪な魔女、という印象を受けると思います。
しかし、実写映画『マレフィセント』では、オーロラ姫に呪いをかけた理由や、マレフィセントの過去についても描かれており、今まで抱いていた印象と異なる部分を知ることができます。
今回のブログでは、ディズニーヴィランズ”マレフィセント”について、『眠れる森の美女』と映画『マレフィセント』でのキャラクター像を紹介します。
●ディズニーヴィランズ”マレフィセント”について
●原作『眠れる森の美女』でのマレフィセントとオーロラ姫
●映画『マレフィセント』でのマレフィセントとオーロラ姫
マレフィセントを紹介していく中で、『眠れる森の美女』や『マレフィセント』、『マレフィセント2』の内容にも触れていきます。
作品を未視聴の方でネタバレが気になる方は注意してください。
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ディズニーヴィランズ”マレフィセント”について
出典:ディズニー
まず、”マレフィセント“というキャラクターについて簡単に紹介していきます。
マレフィセントは、1959年公開のディズニー作品『眠れる森の美女』にて初登場した悪役キャラクターです。
容姿は、薄い緑色の肌をしており、金色の瞳に2本の鋭い角が特徴的です。
真っ黒なマントを身に纏い、先端に緑色の水晶玉が付いた杖を持つ、いかにも邪悪な魔女という風貌をしています。
魔の山と呼ばれる山の上にある茨に囲まれた古城を拠点に、烏のレイバン、手下のグーンたちと共に暮らしています。
強力な魔法を扱うことができ、雷の力を操り嵐を発生させたり、雷雲に乗って移動したりもできます。
また、黄緑色の炎を吐く巨大な黒いドラゴンに変身する事も可能。
マレフィセントは、数多くいるディズニーヴィランズの中でも、特に人気のある悪役キャラクターです。
パークのハロウィーンイベントをはじめ、様々なイベントに登場したり、グッズ展開も幅広く行われていきました。
ディズニーヴィランズのリーダー的な存在として扱われたり、人気、知名度ともにトップクラスのキャラクターだと思います。
『眠れる森の美女』でのマレフィセントとオーロラ姫
『眠れる森の美女』では、マレフィセントは作中の悪役として描かれます。
オーロラ姫の誕生会では、お祝いに3人の妖精が魔法をかけ、一人目の妖精は「美しさ」を、二人目の妖精は「きれいな歌声」をプレゼントします。
ところが、オーロラ姫の誕生会の招待状が送られなかったことに怒ったマレフィセントは、生まれたばかりのオーロラ姫に「16歳の誕生日に、糸車で指を刺して命を落とす」という、恐ろしい呪いをかけてしまいます。
妖精たちはマレフィセントのかけた呪いを解こうとするものの、マレフィセントの強力な魔力の込められた呪いを解くことができず、「命を落とすのではなく、眠りに落ちる」「真の恋人のキスによって目覚める」と、呪いを効果を弱めるのが精一杯でした。
眠れる森の美女では、マレフィセントは、オーロラ姫の誕生会に呼ばれなかったことに腹を立てて、恐ろしい呪いをかけてしまいます。
ここだけ聞くと、呼ばれなかっただけで命を落とす呪いをかけるなんて、恐ろしすぎると感じてしまいますね。
作中では、マレフィセントが怒りをあらわにするシーンが多く、とことん悪役に描かれている印象です。
眠れる森の美女でのマレフィセントの最後
マレフィセントに呪いをかけられたオーロラ姫は、森の奥にある家に隠れて住むことになります。
そして、3人の妖精はマレフィセントに気づかれないように自ら魔法を使うことを禁じ、人と同じように暮らしながらオーロラを匿い育てることを決め、彼女にブライア・ローズという仮名を付けて森の奥の家に移り住みます。
15年の時が経ち、オーロラ姫は呪いの効力が無くなる16歳の誕生日の日没後に城に戻る予定でした。
イチゴを摘みに森に向かったオーロラ姫は、フィリップ王子と出会い、二人は恋に落ちます。
しかし、オーロラ姫は、3人の妖精から自分の正体がオーロラという王女であること、既に結婚相手が決まっていることを嘆き、悲しみとショックで泣き崩れてしまいます。
そこに、居場所を突き止めたマレフィセントは、オーロラ姫の心に漬け込み、呪いが実現して、オーロラは眠りに落ちてしまいました。
さらに、マレフィセントはフィリップ王子に呪いを解かれないように、王子を拉致して魔の山の古城に閉じ込めます。
呪いを解く運命の相手がフィリップ王子だといういうことに気づいた3人の妖精は、魔の城に向かい、フィリップ王子を助け「真実の剣」と「美徳の盾」を授けました。
マレフィセントは、オーロラ姫の元へ向かうフィリップ王子の行く手を阻むために雷の力で道を破壊したり、城の周りに大量のイバラを出現させたりして妨害をします。
さらに自らの姿をドラゴンに変え、フィリップ王子と対峙します。
マレフィセントの炎の猛攻で盾を吹き飛ばされるも、妖精たちの手助けを受けたフィリップ王子は真実の剣をマレフィセントの心臓に突き刺すことに成功。
マレフィセントはそのまま崖から落ちてしまい、崖下にはマレフィセントの破れた服と真実の剣が突き刺さっているのでした。
フィリップ王子は同意を求め、キスをしオーロラにかかっていた魔法が解け、二人は結婚して幸せに暮らした。
森の奥に匿われていたオーロラ姫。そして15年もの間オーロラ姫を探していました。
最後は、フィリップ王子が手にしていた真実の剣で心臓を刺されてやられてしまいます。
徹底的に悪役を貫き、最後は悪役の宿命ともいうべきか、悲しい最後を迎える運命でした。
実写映画『マレフィセント』でのマレフィセントとオーロラ姫
実写映画『マレフィセント』では、マレフィセントを主人公にマレフィセント視点で物語が描かれています。
アニメ映画『眠れる森の美女』を原作としていますが、細部で原作とは異なる部分が多くあります。
ある日マレフィセントは妖精の国に入り込んだ人間の少年”ステファン”と出会い恋に落ち、ステファンはマレフィセントの16歳の誕生日に真実の愛のキスを捧げます。
しかし、人間の国の王であるヘンリーが「マレフィセントを討った者に娘の王女を与え次代の王とする」と発表すると、ステファンはマレフィセントを睡眠薬で眠らせ、マレフィセントが寝ている間に彼女の武器である翼を奪ってしまう。
恋人の裏切りを知り、強力な武器でもある翼を失ったマレフィセントは、冷たい心を持つようになってしまう。
王位についたステファンと王妃の間に王女のオーロラが生まれたことを知ると、オーロラの洗礼式の最中に城に現れ、「16歳の誕生日の日没までに糸車に指を刺され死の眠りにつく」という呪いをかけました。
許しを乞うステファンに対し、マレフィセントは「真実の愛のキス」によって呪いが解かれるであろうと告げます。
しかし、過去に裏切られた経験のあるマレフィセントは、真実の愛などないと考えており、つまりそれは絶対に解けない呪いであることを意味していました。
映画『マレフィセント』では、妖精の少女マレフィセントが、人間の少年ステファンと出会って恋におちたのですが、その恋人に裏切られるという、原作『眠れる森の美女』では見られなかった過去が描かれています。
マレフィセントがなぜ邪悪な魔女となってしまったのか、その理由がステファンとの因縁にあったことが明らかになっています。
『眠れる森の美女』のマレフィセントは「オーロラ姫の誕生日の招待状が届かなかったことに腹を立てて」オーロラ姫に呪いをかけました。
しかし、映画『マレフィセント』では、「裏切ったステファンへの復讐するために」オーロラに呪いをかけています。
また、『眠れる森の美女』では、マレフィセントはオーロラ姫に「糸車の針で指を刺して死ぬ」という呪いをかけ、その後に妖精たちによって「死ぬのではなく眠るだけ」「真の恋人のキスで目覚める」と呪いの効力が弱められました。
対して、映画『マレフィセント』では、マレフィセント自身が「死んだように永遠の眠りにつく」という呪いをかけ、「真実の愛のキスで目覚める」という呪いの解除方法もマレフィセント自身が付与しています。
『眠れる森の美女』では「招待状が届かなかった」という理由だけで呪いをかけるマレフィセントに対していきなり酷すぎると感じた方も、マレフィセントの過去を描き「ステファンへの復讐」を目的としていることを明らかにすることで、マレフィセントに共感できる部分もあるのではと思います。
マレフィセントとオーロラ姫の関係
原作『眠れる森の美女』と映画『マレフィセント』では、オーロラ姫とマレフィセントの関係性が異なっています。
しかし、妖精たちは人間の子育てについて全く知識がありませんでした。
「これでは(呪いが効果を発揮する前に)死んでしまう」と見かねたマレフィセントは、手下のカラス”ディアヴァル”とともに魔法で乳を与え成長を見守り続けます。
オーロラは健やかに赤子から少女へと成長し、マレフィセントと対面します。オーロラは幼い頃からマレフィセントの存在を感じていたと語り、彼女を「フェアリーゴッドマザー」(妖精の代母)と呼んで心から慕いました。
マレフィセントは、オーロラをたびたび妖精の国へと連れて行くようになり、森の妖精たちとともに遊ぶ楽しい日々を過ごしました。
マレフィセントは後悔し、彼女への呪いを解こうとするが不可能であった。
『眠れる森の美女』では、オーロラ姫とマレフィセントはほとんど出会う場面がありませんでした。
しかし、映画『マレフィセント』では、オーロラは森の中で暮らしているところをディアヴァルに見つかり、マレフィセントもこっそりオーロラの成長を手助けしています。
成長したオーロラも、マレフィセントのことを「フェアリー・ゴッドマザー」と呼び彼女を慕っていました。
マレフィセントがオーロラ姫に呪いをかけたことを後悔し、必死に呪いを解除しようとしている姿は、原作ではなかった新たな一面が見れて新鮮で印象的でしたね。
映画『マレフィセント』でのマレフィセントの最後
眠れる森の美女では、フィリップ王子の真実の剣でやられてしまうマレフィセントですが、映画『マレフィセント』では、違った結末を迎えます。
時が経ち、16歳を前にしたオーロラは一人立ちを考え、家を出てマレフィセントと暮らしたいと考え、妖精たちに相談します。
しかし、その時に自分の正体とマレフィセントが自分に呪いをかけてたことを知ってしまいます。
自分が慕っていたマレフィセントに呪いをかけられたことに嘆きつつ、オーロラは城へ戻ります。
一方その頃、オーロラの父であるステファンは、呪いを恐れるあまり心を病み、暴君となり病に倒れた王妃の死も看取らず、マレフィセントの弱点である鉄製の武器を作らせることに執着していました。
城に帰ってきたオーロラもすぐに部屋に閉じ込めてしまいます。
そして、呪いの期限がきてオーロラは眠りにつきます。
マレフィセントは、オーロラに恋をしたフィリップ王子のキスがオーロラを救うと信じ城へ連れていきます。
しかし、フィリップ王子のキスでオーロラ姫が目覚めることはなく、絶望したマレフィセントは、オーロラ姫の枕元で愛を語り、自分の命の限りオーロラ姫を守ることを誓って額にキスをしました。
すると、オーロラ姫が目を覚ましました。
目を覚ましたオーロラと城を出ようとしますが、マレフィセントは弱点である鉄の網をかけられ、更に鉄の武器を持った兵士に襲撃されてしまいます。
マレフィセントもディアヴァルをドラゴンに変えて応戦するものの追い詰められてしまいます。
そんな中、城内で閉じ込められているマレフィセントの翼を発見し解放すると、翼がマレフィセントの元へ戻り、形勢逆転。
ステファンを塔の上に追い詰め倒さず立ち去ろうとしましたが、飛び去るマレフィセントに襲い掛かろうとしたステファンはそのまま塔の上から転落してしまいました。
後に、王国と妖精の国は統一され、オーロラはマレフィセントとディアヴァル、フィリップの見守る中2つの国の女王となったのです。
原作『眠れる森の美女』では、フィリップ王子がオーロラ姫の元に向かうのを邪魔するマレフィセント、という形で描かれていました。
しかし、映画『マレフィセント』では、マレフィセントがフィリップ王子をオーロラの元へ連れていきます。
この時、原作でフィリップ王子を妨害した茨は、映画『マレフィセント』では異なる形で登場しています。
それは、マレフィセントの侵入を妨害する際に登場する無数の鉄が、茨の形になっているのです。
また、原作ではマレフィセント自らドラゴンに変身しますが、『マレフィセント』では手下のディアヴァルがドラゴンへ姿を変えます。
ストーリーは原作と大きく異なって描かれていますが、細部で原作のシーンを再現してた演出が見られるのでぜひ注目してみてください。
そして、フィリップ王子のキスでオーロラが目を覚ますというストーリーも映画『マレフィセント』では異なる展開で描かれています。
映画『マレフィセント』における真実の愛というのは、同じ時を過ごしたマレフィセントがオーロラ姫を思う愛情こそ真実の愛だったのです。
物語の終わり方も、マレフィセントは倒され、オーロラ姫がフィリップ王子のキスで目を覚まし、2人が結ばれたところで物語が終わります。
一方、映画『マレフィセント』では、ステファンが無くなり人間の国と妖精の国の戦争が終結し、2つの国が1つになり、1つになった国の女王にオーロラが即位したところで物語が終わります。
『眠れる森の美女』では、フィリップ王子に倒されてしまったマレフィセントですが、『マレフィセント』では、オーロラ姫と共に生きていくことが想像できる最後となっていました。
映画『マレフィセント』の5年後を描いた『マレフィセント2』
原作『眠れる森の美女』では、最後にマレフィセントが倒されてしまったので、マレフィセントの物語は終わってしまいました。
しかし、映画『マレフィセント』ではマレフィセントは倒されることなく、オーロラ達と共に生きていくことを想像させる最後となっていました。
そして、2019年には、マレフィセント、オーロラたちのその後を描いた映画『マレフィセント2』が公開されました。
マレフィセント2では、成長したオーロラ姫がフィリップ王子と結婚を目前に控えています。
しかし、フィリップ王子の母であるイングリス王妃が妖精を毛嫌いしおり、妖精界を滅ぼそうとしていました。
婚約を祝う晩餐会に招待されたマレフィセントですが、イングリス王妃の巧妙な罠が仕掛けられており、オーロラとマレフィセントの仲が引き裂かれてしまいます。
人間と妖精の争いが起こってしまった時オーロラとマレフィセントは…という内容となっています。
映画『マレフィセント』はストーリー展開こそ異なるものの、原作『眠れる森の美女』を元にした作品でしたが、『マレフィセント2』は、女王となったオーロラとそれを見守るマレフィセントに降りかかる試練を描いた完全オリジナルのストーリーです。
『マレフィセント2』も、眠れる森の美女では見られなかったマレフィセントの新たな一面が見られる作品となっていますので、ぜひ続編も視聴してみてください。
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まとめ:映画『マレフィセント』を見ると印象が変わる?眠れる森の美女のヴィランとオーロラ姫の関係
アニメ『眠れる森の美女』と映画『マレフィセント』、それぞれのマレフィセントについて紹介しました。
眠れる森の美女では、徹底的に怖い悪役という印象のキャラクターですが、マレフィセントを主人公とした映画『マレフィセント』を見るとマレフィセントに対する悪役のイメージが覆るのではと思います。
マレフィセントのキャラクター像の違いだけではなく、眠れる森の美女とのストーリー展開など、原作と比較しながら視聴するのも楽しみ方の1つだと思います。
以上、【映画『マレフィセント』を見ると印象が変わる?眠れる森の美女のヴィランとオーロラ姫の関係】という記事でした。
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