ディズニーランドのアトラクション『ウエスタンリバー鉄道』は、アドベンチャーランドから出発し、クリッターカントリー、ウエスタンランドと3つのテーマランドを走る規模の大きなアトラクションです。
長い距離を走行するウエスタンリバー鉄道ですが、途中停車駅は無く発着駅が同じとなっています。
ウエスタンリバー鉄道に乗った時に、「ここで降りれたら移動が楽なのにな」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
なぜウエスタンリバー鉄道に途中停車の駅がないのか。
それにはちゃんとした理由があるのです。
今回のブログでは、『ウエスタンリバー鉄道』に途中停止の駅がない理由など、リバ鉄に関するトリビアを紹介します。
・ウエスタンリバー鉄道に途中停車の駅が無い理由
・ウエスタンリバー鉄道の10個のトリビア
ビッグサンダーマウンテンやスプラッシュマウンテンのようなド派手さはないかもしれませんが、ゆったりと景色を楽しむことができます。
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ウエスタンリバー鉄道に途中停車駅がない理由解説!リバ鉄のトリビア10個を紹介!
『ウエスタンリバー鉄道』とは、ディズニーランドにある蒸気機関車のアトラクションです。
アドベンチャーランドから出発し、クリッターカントリーとウエスタンランドを経て、のんびりと景色を楽しみながらパークを1周するアトラクションです。
ビッグサンダーマウンテンやトムソーヤ島など、園内からは見ることができない景色も景色もあります。
また、西部開拓地時代のアメリカや恐竜のいる太古の時代の景色も見れたり、不思議な体験もできます。
そんなウエスタンリバー鉄道にまつわるトリビアを10個紹介します。
ウエスタンリバー鉄道に途中停車の駅がない理由
ウエスタンリバー鉄道は、パークを1周するアトラクションで発着駅が同じアドベンチャーランドです。
途中停車駅が無いため、「ここで降りられたら移動が楽なのになぁ~」と思った人も少なくないのではないでしょうか。
ウエスタンリバー鉄道を移動手段として活用できれば非常に便利そうですが、途中停車駅を作れなかった理由に開発当時の法律が関係していました。
開発当時の日本には「地方鉄道法」という法律がありました。
これは、「私有地であっても2地点以上を結ぶ鉄道は鉄道事業の免許取得が必要」、「運賃やダイヤグラムの設定が必要」といった内容でした。
この法律を回避するために途中停車駅を設けず、パーク内を1周する運営としたそうです。
アトラクションとはいえ、移動手段として利用できてしまうと当時の法律だと運賃が必要になってしまったんですね…。
途中停車があれば便利だと思いますが、逆に止まらないことで乗客の乗り降りが無く、のんびり列車の旅を楽しめて良いかもしれませんね!
ちなみに現在は規格が緩和されており、ディズニーシーの「ディズニーシー・エレトリックレールウェイ」は2点間輸送を行っていても、同一私有地内の移動施設ということで鉄道事業法の適用を回避し移動手段としても運営できています。
ウエスタンリバー鉄道の幻の駅
ウエスタンリバー鉄道には途中下車駅はありません。
しかし、乗り降りはできないものの走行ルートに駅が2つ存在します。
どちらも一瞬で通りすぎてしまうので、ちょっと気づきにくいですが…。
1つ目の駅は、”スティールウォーター・ジャンクション駅“。
アトラクション中の車内アナウンスでも紹介されるので気づいている方もいるのではないでしょうか。
現在は廃駅ということになっていますが、過去には乗車駅として利用されていたという設定です。
2つ目の駅は、”ダスティベンド・デポッド駅“。
ダスティベンド・デポッド駅は、列車が『ビッグサンダーマウンテン』に近づいてきた当たりにあります。
ほんの一瞬になりますが「DUSTY BEND DEPOT(訳:ホコリにまみれた湾曲部の駅)」と書かれた建物のも見ることができます。
ダスティベンド・デポッドは、ビッグサンダーマウンテンで採った金や鉱物などを輸送するために利用していた駅という説もあります。
現在は廃鉱となったため車内アナウンスでも紹介されていません。
ビッグサンダーマウンテンはゴールドラッシュ以降、無人の機関車が暴走という恐ろしい鉱山になってしまいましたしね…。
ウエスタンリバー鉄道は本物の蒸気機関車
ウエスタンリバー鉄道は蒸気機関車といっても、「それは設定上の話で、他のアトラクション同様システム制御されたハイテクなアトラクションなんでしょ?」と思っている方も少なくないでしょう。
しかし、ウエスタンリバー鉄道はちゃんと蒸気で動いている蒸気機関車です。
蒸気機関車というと石炭を燃やしているというイメージが強いかもしれませんが、ウエスタンリバー鉄道は灯油を使用しています。
灯油を燃やして水を温め蒸気を発生させています。
本物の蒸気機関車であるため、速度調節もシステムではなくキャストさんの手動で管理しています。
蒸気機関車の速度は、発生する蒸気の流れをコントロールして調節しているため、正確な時間で1周できているのはキャストさんの手腕によるものなのです。
ウエスタンリバー鉄道の車両は4種類
ウエスタンリバー鉄道で運行している車両は、全部で4種類あります。
全て19世紀のアメリカで実際に走っていた機関車がモデルとなっており、アメリカを流れる川の名前が付けられています。
●コロラド号
真っ赤な車体が特徴的な列車。
煙室全面には車体番号”53″のプレートがついており、前照灯には雄ジカが描かれています。
●ミズーリ号
緑色の車体が特徴的な列車。
車体番号は”28″で、前照灯には立派な滝のイラストが描かれています。
●リオグランデ号
オレンジ色の車体が特徴的な列車。
車体番号は”25″で、前照灯にはグリズリーベアがあしらわれています。
パッと見はコロラド号と似ていますね。
●ミシシッピ号
青色の車体が印象的な列車。
車両番号は”20″で、前照灯にはバッファローのデザインが描かれています。
ミシシッピ号だけ登場が遅く、他3台がディズニーランドがオープンした1983年からあるアトラクションなのですが、ミシシッピ号は1991年10月から登場しました。
見た目も異なっているのですが、実は汽笛や蒸気を吹く時の音も車両ごとに違っているのです。
ウエスタンリバー鉄道では、パーク内の景色や西部開拓時代の景色を楽しむことができますが、乗っている機関車も思わぬ気づきポイントがあったりします。
1周の距離と走る速度
ウエスタンリバー鉄道は、1周で約1.6km走行します。
一周するのに掛かる時間は約15分。
速度はだいたい時速12キロメートルで、自転車と同じか少し遅いくらいの速さで走ります。
かなりゆっくりと進むので、パークの景色や熱帯のジャングルの景色、インディアンのキャンプ地点、動物達をじっくりと観察することができます。
1周するのに使う水の量は2000リットル
ウエスタンリバー鉄道は本物の蒸気機関車なので、灯油で水を熱し、そこから発生した蒸気を利用して走っています。
ウエスタンリバー鉄道がパークを1周するのに使う水の量は、なんと2000リットルと言われています!!
一般的なお風呂の水量が約200リットル程度なので、その10倍、とんでもない量ですね…。
ウエスタンリバー鉄道は1日に何度も運行していますので、1日に使う水の量は物凄いことになっていそうです。
ちなみに、タイミングが良ければ出発前にウエスタンリバー鉄道の給水の様子が見られるかもしれません。
このウエスタンリバー鉄道のメンテナンスには「ボイラー技士2級」の免許が必要らしいです。
右側の席の方が見どころが多い
ウエスタンリバー鉄道には左右の座席があり、基本的にどちらも楽しめますが、私は右側の席をオススメします。
ウエスタンリバー鉄道はアドベンチャーランドを出発し、時計回りに進んでいきます。
列車の左側がパークの外側となり、右側がパーク内側となり、右側(パーク内側)のほうが見どころが多いです。
しかし、ビッグサンダーマウンテンを通る時は左側の方が見やすくなるので、お好みの座席を選ぶと良いでしょう。
ちなみに、アトラクションの途中でこちらに手を振ってくれているインディアンの子供と出会のですが、インディアンの子供の衣装は夏と冬で変わっています。
夏は素足でいるのですが、冬になるとモカシシを履いてジャケットを羽織っているのです。
他にも季節ごとに違いがあるかもしれないと考えると、何度も乗りたくなりますね。
ナレーションの声優さんはディズニー映画にも登場している
ウエスタンリバー鉄道の乗車中に流れるナレーションを担当している声優さんは、青野武(あおのたけし)さんです。
「ちびまる子ちゃん」のさくら友蔵役や「報道ステーション」のナレーションなど、アニメやナレーター、映画吹き替えなど幅広く活躍をされていました。
そんな青野さんは、ディズニー作品にも出演しています。
ディズニーとは長い付き合いがあったんですね。
ジャングルクルーズとの関係
ウエスタンリバー鉄道の乗り場となっている駅は「サファリ・トレーディング・カンパニー」という会社が運営している設定となっています。
また、このサファリ・トレーディングカンパニーは、同じくディズニーランドのアトラクション『ジャングルクルーズ』も所有しているというサイドストーリーがあります。
ウエスタンリバー鉄道の駅とジャングルクルーズの乗り場が同じ建物にあるのは、こういった背景があったんですね。
ちなみに、サファリ・トレーディング・カンパニーは2015年まで実際にアドベンチャーランドにあったお土産屋さんの店名です。
ウォルトディズニーは大の鉄道好き
ミッキーマウスたちキャラクターの生みの親であり、ディズニーの創設者“ウォルトディズニー”はかなりの鉄道好きだったそうです。
どれくらい好きなのかというと、自分の家に鉄道を作ってしまうくらい好きでした。
それくらい鉄道好きだったため、テーマパーク作りを考えはじめた時から、鉄道を一番初めに構想に入れていたようです。
世界で最初にできたディズニーパーク(アナハイムのディズニーランド)にも開園当初から鉄道があります。
そして、東京ディズニーランドのウエスタンリバー鉄道も開園と同時にオープンしています。
鉄道は、ウォルト・ディズニーの思い入れが強いアトラクションなのですね。
▶ディズニーリゾートにウォルトとミッキーのブロンズ像ができた理由
まとめ:ウエスタンリバー鉄道に途中停車駅がない理由解説!リバ鉄のトリビア10個を紹介!
東京ディズニーランドのアトラクション『ウエスタンリバー鉄道』のトリビアを10個紹介しました。
・ウエスタンリバー鉄道に途中停車駅が無いのは当時の法律回避のため
・ウエスタンリバー鉄道は本物の蒸気機関車
・ウエスタンリバー鉄道の車両は4種類
・ウエスタンリバー鉄道の1周は約1.6キロで速度は約12キロ
・1周に使う水の量は約2000リットル
・右側の席の方が見どころが多い
・ナレーションの青野さんはディズニー作品にも出演している
・ジャングルクルーズとは同じ会社が運営
・ウォルトディズニーは鉄道好き
ウエスタンリバー鉄道は、絶叫系アトラクションのようにド派手な演出はないものの、景色をゆったりと楽しめる優雅な気分を味わえます。
鉄道好きのウォルトディズニーの思いも詰まっており、ディズニーならではの演出やストーリーを感じることのできる『ウエスタンリバー鉄道』。
ぜひ皆さんも体験してみてください!
以上、【ウエスタンリバー鉄道に途中停車駅がない理由解説!リバ鉄のトリビア10個を紹介!】という記事でした。
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