映画『リトルマーメイド』で主人公”アリエル”と並んで人気のディズニーキャラクターといえば”セバスチャン“。
アリエルのお目付け役のポジションにあたり、たびたびアリエルに振り回されている印象を持っている方も多いかと思います。
そんなセバスチャンというキャラクターについて、どれくらい知っているでしょうか。
セバスチャンは何をモチーフにしたキャラクターなのか、本来の役職は何なのか、本名は何という名前なのか、意外と知らないことの多いキャラクターかもしれません。
そこで今回のブログでは、映画『リトルマーメイド』に登場するキャラクター”セバスチャン”について紹介していきます。
●映画『リトルマーメイド』のディズニーキャラクター“セバスチャン”について
●セバスチャンのモチーフになった生き物
●セバスチャンの本名と本職
●セバスチャンにまつわるトリビア
実はセバスチャンは、ディズニーの他作品にも登場していたりします。
どの作品に登場しているかなど、セバスチャンにまつわる豆知識も紹介していきます。
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リトルマーメイドのキャラクター”セバスチャン”について
出典：ディズニー公式
“セバスチャン”とは、ディズニー映画『リトルマーメイド』に登場するキャラクターです。
映画『リトルマーメイド』は、海底の世界「アトランティカ」に住む人魚姫“アリエル”を主人公とした物語です。
アリエルは、明るく好奇心旺盛なキャラクターで、地上の世界に強い憧れを持っていました。
ある日、海上を航海していた船に乗っていたエリック王子に一目惚れ。
ますます地上への想いが強くなったアリエルに、海の魔女“アースラ”に「人間にしてあげる」と提案されます。
そこからアリエルに様々な困難が降りかかり…というのが大まかなストーリーです。
作中、セバスチャンはアリエルが地上に行かないよう父でアトランティカの王である”トリトン”に監視の命令を受けます。
最初こそ文句を言っていたいましたが、真面目で責任感の強い性格なので、ちゃんとアリエルの面倒を見てくれました。
また、アリエルのエリックに対する想いの強さを感じ、トリトンにアリエルとエリックの関りをバレないように尽力するなど、アリエルの恋に協力しました。
口では文句を言いながらも、アリエルのことを見守ってくれる、とっても優しいキャラクターです。
セバスチャンは本来は宮廷音楽家
セバスチャンは、アリエルの父トリトン王の命令で、アリエルのお目付け役をしていました。
作中では、好奇心旺盛で自由気ままなアリエルに振り回される様子も見られます。
しかし、セバスチャンの本来の役職は、トリトンに仕える宮廷音楽家です。
元々はプロの音楽家で、作品の序盤では、アリエルの16歳のお披露目のコンサートの指揮者を任されていました。
しかし、コンサートの主役であるアリエルが来なかったことで、コンサートは失敗という形になってしまい、面目丸つぶれ。
これがキッカケで、セバスチャンはトリトンからアリエルのお目付け役を命じられたのです。
セバスチャンは音楽家ということもあり、アリエルに負けず劣らずの歌声を披露してくれます。
そんなセバスチャンの歌う「アンダー・ザ・シー」は、ディズニーに詳しくないという方でも耳にしたことが多いのではないでしょうか。
アリエルに「海の底こそ素晴らしい世界」と歌うこの曲は、アカデミー歌曲賞を受賞しており、作曲したアランメンケンがアカデミー作曲賞を受賞した楽曲です。
聞くとノリノリで一緒に歌いたくなる、ディズニー音楽でもトップクラスに良い音楽ですね。
セバスチャンはエビじゃなくてカニをモチーフにしたディズニーキャラクター
映画『ファインディング・ニモ』のマーリンとニモがカクレクマノミをモチーフにしたキャラクターだったり、海の生き物に限らず、ディズニーキャラクターはモチーフとなった生き物が存在することがあります。
もちろん、リトルマーメイドのセバスチャンも海の生き物をモチーフにしたキャラクターの1人です。
では、セバスチャンのモチーフとなった海の生き物は何でしょうか。
赤い身体に大きなハサミを見て、エビやザリガニ、ロブスターではないかと予想した方も多いかもしれません。
しかし、セバスチャンのモチーフになった海の生物は「カニ」なのです。
もっと細かく言うと、カリブ海に位置するトリニダードの赤蟹がセバスチャンのモチーフとなっています。
実際作中では、アリエルが自分の声と引き換えにアースラに人間の姿にしてもらった時に、アリエルを止めることができなかった自分に対し「私も意気地なしの蟹になった」と嘆く場面があります。
あまりカニっぽくないので、勘違いしてしまいますよね。
セバスチャンの本名が超長い?
ディズニーキャラクターの中には、本名ではなく愛称で呼ばれているキャラクターも多くいます。
例を挙げると、プーさんの本名は「ウィニー・ザ・プー」と言いますが、フルネームで呼ぶ人はあまりいませんよね。
セバスチャンも本名ではなく愛称で呼ばれるディズニーキャラクターの1人です。
「セバスチャンが本名じゃないのか」と驚いた方も多くいらっしゃるかもしれませんが、実はちゃんとフルネームが存在するんですね。
そんなセバスチャンの本名は、「ホレイシオ・フェロニアス・イグナシアス・クラスタシアス・セバスチャン」といいます。
超長いですね(笑)
文字数でいうと30文字。
数多くいるディズニーキャラクターの中でも、トップクラスに名前の長いキャラクターです。
ちなみに、名前の由来となっているは、音楽の父”ヨハン・セバスチャン・バッハ”です。
音楽に詳しくない人でも、誰もが名前を知っていると思います。
先ほども紹介したように、セバスチャンは宮廷音楽家であり音楽好きなキャラクターです。
彼の音楽好きと言う設定は、バッハから来ているのかもしれませんね。
映画『アラジン』にセバスチャンが出演していた
セバスチャンはリトルマーメイドのキャラクターですが、実は他のディズニー映画にも出演しています。
そのディズニー映画というのが、1992年に公開された映画『アラジン』。
アラジンの作中、ジーニーが料理の本を見ている時に、ジーニーの指にくっついた食材がカニのセバスチャンになっているのです。
このセバスチャンが登場した瞬間に流れるBGMも、「アンダー・ザ・シー」になっているので気づいた方も多いかもしれませんね。
ちなみに、セバスチャンもジーニーも日本語吹替え声優が山寺宏一さんという共通点もあったりします。
また、アラジンには、美女と野獣の野獣やピノキオなども出演しているので、他にどんなキャラクターが出ているか探してみるのも面白いですよ。
映画『モアナと伝説の海』にセバスチャンのことを知るキャラクターがいる?
2017年に日本で公開された映画『モアナと伝説の海』には、セバスチャンのことを知っているキャラクターが登場していると言われています。
モアナと伝説の海に、全長15mもある巨大なヤシガニのモンスター”タマトア“というキャラクターが登場します。
傲慢でうぬぼれ屋なキャラクターで、マウイが失くした神の釣り針を所持していました。
そんなタマトアは、モアナとマウイの戦いで身体がひっくり返って起き上がれなくなってしまいます。
映画のエンドロール後のおまけ映像でもタマトアはひっくり返ったままの状態で登場し、元にもどれない惨めな状態の自分を見て次のような台詞を口にします。
「もし俺の名前がセバスチャンで、カッコいいジャマイカの訛りがあったらみんな俺のことを助けてくれるだろ?」
これは明らかにリトルマーメイドに登場するセバスチャンのことでしょう。
同じカニをモチーフにしたキャラクターですが、人気や知名度で言ったらセバスチャンの方が有名でしょうから、タマトアもその人気に嫉妬していたのかもしれませんね。
ちなみに、モアナと伝説の海には、リトルマーメイドのフランダーや他作品のディズニーキャラクターが登場しています。
どこにどの作品のキャラクターが登場しているか、ぜひ探してみてください。
【TDS】セバスチャンお気に入りの場所「セバスチャンのカリプソキッチン」
東京ディズニーシーには、映画『リトルマーメイド』の世界観をイメージしたエリア「マーメイドラグーン」があります。
マーメイドラグーンは、人間と海の仲間たちが一緒に仲良く楽しく過ごせるようにと、トリトン王がつくった海底王国です。
マーメイドラグーンには、屋内施設の「トリトンズ・キングダム」があり、アトラクションやショップ、レストランが併設されています。
トリトンズ・キングダムの奥にある海底レストラン「セバスチャンのカリプソキッチン」は、セバスチャンお気に入りの場所。
店内には、アリエルやフランダーが描かれていたり、貝でつくられた椅子など、まるで海底にいるような雰囲気を楽しめます。
また、店内ではカリプソ(カリブ海の島の伝統音楽)が流れていて、座席数も多いことから家族で楽しく食事のできるレストランです。
セバスチャンのカリプソキッチンでは、ピザやホットサンドなどの軽食をはじめ、シーフード料理を楽しめます。
【TDS】アトラクション「マーメイドラグーンシアター」
マーメイドラグーン内には、映画『リトルマーメイド』のアトラクション「マーメイドラグーンシアター」があります。
海底をイメージしたシアターで、アリエルやセバスチャンがリトルマーメイドの名曲を歌い上げるショータイプのアトラクションとなっています。
主人公アリエルや本記事でも紹介したセバスチャン以外にも、友達のフランダー、お父さんのトリトン王も登場します。
アリエルがステージから客席まで泳いでくる演出は、ファンにはたまらない内容となっています。
まとめ：【リトルマーメイド】セバスチャンはカニ?エビ?実は本名が長いなどトリビア満載のディズニーキャラクター
映画『リトルマーメイド』に登場するキャラクター”セバスチャン”について紹介しました。
アリエルのお世話係的な存在と思われがちですが、実は元プロの音楽家で宮廷音楽家だったり、本名が超長かったり、映画『アラジン』に出演していたりと意外と知られていないことも多かったりします。
そして、モチーフはエビではなくカニです。
ディズニーシーでは、リトルマーメイドの世界観をイメージしたマーメイドラグーンでアトラクションやレストランで食事を楽しむことができます。
ぜひ足を運んでみてください。
以上、【リトルマーメイド】セバスチャンはカニ?エビ?実は本名が長いなどトリビア満載のキャラクターという記事でした。
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